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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

2014年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年03月

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【インタビュー】議員の仕事

 今回は趣向を変えて、よく質問される「議員の仕事」についてインタビュー形式でご紹介したいと思います。


「地方議会議員の仕事はどのような内容ですか?」

 
 何処までを「仕事」言うのか難しいところですが、ざっくりと分けると主に議場や委員会室で行われる「議会活動」とそれ以外で個人が行う「その他の活動」に分けられるかと思います。 そのうち必ずやらなければならないのが、議会への出席です。(地方自治法137条に「欠席議員の懲罰」 が定められています)
 一般的に議会には年4回の定例会、及び必要に応じて開催される臨時会があり、定例会が組まれるのは、3月、6月、9月、12月の年4回で、大津町の場会は予算と決算を行う3月と9月は会期にして2週間弱、それ以外は短い場合には1週間の会期となります。そして臨時会は通常多くても年4日程度の開催です。


「それ以外は何もしなくても良いのですか?」


 「義務」という意味ではしなくても良いと思います。また残念ながら全国的にみて出席しているだけで議場での発言が全くない”いるだけ”議員もまだまだ少なくありません。


「そうするとそれだけならば大津町の場合は年間約30日だけ登庁すればよいという事ですか?」

 はい。但し、それ以外にも「全員協議会」という会議が年4日前後、議員研修が年3、4日、各常任委員会の集まりや研修等が年3、4日あり、基本的には全議員が参加するため、加えて10日ほどは職務があります。また例えば私の場合は議会広報編集特別委員会で各定例会後に3、4日、今期途中からですが議会活性化特別委員会の副委員長兼事務局として、毎月2回ほどは会議に出席しているので、更に30日ほどは職務があります(もちろん記事・資料作成等、それに付随する業務もあります)。
 なお、議会広報委員、議会活性化委員会の事務局員は特に作業や会議も多いのですが、議会の情報発信や、議会活性化には主体として関わり、自分なりの付加価値を付けていきたいという思いから志願させてもらいました。


「それでも70日程度で、一般的なサラリーマンの勤務日数(230~40日程度)に比べるとかなり少ないようですがそれ以外は何をやっているのですか?」


 上述の通り、議会活動以外を全くやっていない議員も少なくなく、兼業の方は本業の仕事に従事したり、専業の方はゆっくり過ごしているケースも多いと思います。ただ私も極力全てに出席していますが、それ以外にも半分以上の方は保育園・幼稚園~中学校の入学式や卒業式、運動会、また消防団の出初式等にも来賓として出席しており、その他にも出席する方は大分減りますが、その他の町の行事(文化祭、体育大会、お祭り、その他地域行事等)への来賓としての出席もあります。大体土日開催でかつ時期も集中するのですが、月にならせば3、4回程度でしょうか。
 また、その他にも個人の議会報告会・座談会、住民の方に呼ばれての意見・要望聴収、個人の活動報告誌の作成・配布を行っている方もいます。
 もちろん、議員の本分は①予算の審議・採決 、②条例の作成 、③一般質問での提案・追及などが主となるため、勉強熱心な一部の議員は行事等がなくとも、少しでも多くのバリューを出すために、常日頃より研修への参加や書籍等による自己研鑽を図っています。


「1週間の流れを教えてください」
 時期によって全く事なり難しいのですが、議会のある時期は大体毎日9時半~16時までは役場に行き会議に出席しています。議案の受領から審議までの時間が非常に短いのでそれ以外の時間も深夜まで議案の確認や質疑内容の纏め等を行っています。
 それ以外の時期は例えば2月上旬のある週はちょっと忙しかったですが、以下のようなスケジュールでした。

【月】大津中での朝自習講話→「かたらんね!地域防災事務局会議」→昼食→住民の方との座談会→カフェにてデスクワーク→夕食→地域若者コミュニティ事業打ち合わせ→閉店1時までカフェにてデスクワーク

【火(祝日)】朝からほぼ丸1日カフェにてデスクワーク

【水】大津中での朝自習講話→議会活性化特別委員会事務局会議→昼食→行政ヒアリング→「かたらんね!地域防災」ビラ配布@美咲野→住民の方との座談会→夕食→青年会議所(JC)理事会→市民大学マチナカレッジ定例会議@熊本市→閉店0時までカフェにてデスクワーク

【木】大津中での朝自習講話→行政・クラブ大津へのヒアリング→昼食→新議員研修会@熊本市→夕食→政治討論会(熊本市)

【金】大津中での朝自習講話→住民の方との座談会→昼食→カフェにてデスクワーク→「教育の日」で大津北中視察→大津小での放課後学習支援→夕食→クラブ大津の報告会出席→まちおこし大学出席→閉店1時までカフェにてデスクワーク。

【土】熊本市内で政治塾に出席→カフェにてデスクワーク→同級生と懇親

【日】早朝から若者コミュニティでの定期清掃活動→昼食→第2回「かたらんね!地域防災」の運営→夕食→市民大学マチナカレッジの講演会の運営


 なお、デスクワークの時間は時期にもよりますが、書籍による政策研究、住民の方へのメールの返信(週平均5通前後)、住民の方への説明資料作成、ブログの執筆(週2記事前後)、その他主体となっている団体の企画・資料作成(青年会議所、かたらんね、地域若者コミュニティ、熊本県家庭的保育連絡協議会等)、一般質問の準備、議案の調査・分析、個人議会報告誌の執筆、議会広報編集特別委員としての「議会だより」の記事執筆、議会活性化特別委員としての企画・資料作り、大津町議会報告会実行委員としての企画・資料作りで、その他先週までは「防災士」の試験勉強も合間を見つけてやっていました。その他にデスクワークではありませんが、議会閉会後は同じく時間をつくって主に自転車で家族にも支援してもらいつつ議会報告誌を町内全戸に配布しています。

 今週は割と落ち着いているのですが、それでも月曜から日曜まで住民の方との座談会が4つ、町の子ども子育て会議の傍聴、地域若者コミュニティのまちづくり討論会、青年会議所の例会、熊本県家庭的保育連絡協議会設立準備委員会(熊本市内)、複数の行政ヒアリング、大津小での学習支援ボランティア、地元選出国会議員の集会(市内)、地域若者コミュニティの交流事業、消防団の水防訓練、巡回等があり、更にこの時期に限った事ではありませんが、行事や予定がない場合も空いている時間は大体カフェでデスクワークなので、土日関係なしにほぼフルスロットルで活動しています。ただ正直なところ、ブログの執筆が遅延気味な事からも分かる通り、まだまだこなせていない事が多数あるのでもう一段階ギアを上げなければならないと思っているところです。


「議員は大体同じような働き方でしょうか?」

 上述の通り、所属する委員会によってまずやるべき業務量が全く異なり、議会および必ず所属しなければならない常任委員会以外何にもやっていない方も少なくないと思います。
 ただ、例えば私には「具体的なまちづくりに主体となって関わりたい」という思いはもちろん「現場・地域を知るため」という意味・目的で学校ボランティア、青年会議所、かたらんね、地域若者コミュニティ、消防団、市民大学等での活動をしています。
 もちろんそれは議員でなくても出来る事であり、一般の方で同様の事をされている方も多数おりますが、だからこそ大津町で一番まちづくりに熱心な住民の方と同じくらい本気で町づくりに関わらなければ、住民に対しても行政に対しても説得力を持って臨めないという思っています。また、議場での「議決権」「提案権」を有する議員がそこに関わる事の意義も大きいと思っています。
 もちろん、そういった活動なしでも立派に議会議員としての職務を全うし、本会議・委員会等で大きなバリューを発揮している方も多数いらっしゃると思います。
 ただ欲張りかもしれませんが、私はまちづくりに関わる事は議場内外に関わらず「全部」をしっかりとやっていきたいと考えています。

| 地域活動 | 23:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第2回「かたらんね!地域防災」を開催しました

 2/16(日)に第2回「かたらんね!地域防災」を開催し、前回と同程度の50名ほどの方にご参加いただきました。

 通常このような広く住民に呼びかける会合は良くも悪くも一回ごとに完結して継続性はないのですが、この「かたらんね!」の第2回では第1回で参加者から出た疑問や意見・要望等を事務局でまとめ、それを土台として議論しました。

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個人的には思ったよりも議論が深まらなかった項目もあり、まだまだ運営方法の改善の必要性を感じたところですが、

①「住民の声」→②「行政の対応」→③「住民自身も自己の役割・出来ることを検討する」→④「行政も改めて役割・対応策を確認・実施」


 という「協働」体制の構築に大きく近づいたと感じています。

 上述のフローでいうと、住民の方々からは町の現状として①に対して「町の回答・対応がない」という声を聞くことは少なくありません。
 また、行政からは例えば②として「ハザードマップを提供しているが多くの住民の方は見てくれていない」という事を言われます。

 しかし、行政として「作って終り」「配って終り」になっていないか、より多くの住民に見て考えてもらうための仕掛けや努力は十分なのかという疑問が生まれます。また、もちろん一方で住民としても「過度に行政に依存していないか」という事を問い直す必要があるのではないかと思っています。

 そういった双方のギャップを解消するには一つには「対話」することが重要になってきます。

 行政としては「住民の声を聞くと逆に検討・対応が難しくなる」、住民としては「町のことは役場が責任を持ってしっかりとやって欲しい(煩わされたくない)」という構図も少なからずあると思います。ただ、特に防災、そして福祉などの問題においては、それぞれが役割と義務を改めて確認し、協働しながら過不足なく資源を投入していかなければ成り立ちません。

 例えば防災において阪神・淡路大震災を例にとると、地震直後に16万4千人が瓦礫の下敷きになり、約8割の人は自力で脱出しましたが、3万5千人の人が生き埋めになり、この要救助者のうち近隣住民が救出したのは2万7千人でその8割が生存していた一方、警察、消防、自衛隊が救出したのは8千人でその半数が亡くなっています。災害発生から24時間は特に生存率が高く、家族や近隣の人たちが力を合わせて命を救ったのです。
 つまり、こういった極限状態では行政による「公助」には限界があり、例えば生き埋めにならないように自宅の耐震強化や家具の固定、あるいは備蓄等の「自助」、そして家族や近所、あるいは自主防災組織による「共助」の部分が力を発揮します。

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 福祉に関しても、少子高齢化の動きの中で支える世代が減少することは明らかであり、「自助」「共助」という概念は自分を守るためにも一層大事になってきます。

 いずれにしろ、行政も住民も「お任せ主義」にならず、双方が明確な責任感、当事者意識を持って取り組んでいく必要があると考えます。
 
 今回の「かたらんね!」は地域防災をテーマに進めていますが、次回以降のテーマでは「福祉」「子育て」等の課題についても「住民」「議員」「行政」が同じテーブルで議論し、ギャップを埋めるための場を作っていきます。 

| 地域活動 | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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夢を叶える教育

 先週、祝日を挟んでの4日間、母校でもある大津中学校のクラスをまわり、朝自習の20分間で話をさせてもらいました。
 
 話をしたのは1年、2年を1クラスずつ、3年を2クラスです。
 悩んだ末のテーマは『中学生の君達に知っておいてもらいたい事』という内容で、自分の経験も踏まえつつ、以下の7つの観点からお話しました。

■勉強をする理由
■失敗は無駄にはならない
■機会を最大限に生かす
■若いうちに出来るだけ多くの経験・知識を得る
■正しい努力を精一杯する
■努力・経験はいつかどこかで身を助ける
■目的を明確にする


 少し内容的に難しいかとも思いましたが、海外ボランティアの事や受験の事に関しては、特に興味を持って聞いてもらえたと思います。

 伝えたい事は本当に沢山あったのですが、その中でも特に伝えたかったのは、

 ■少しでも若いうちに多くの知識・経験を得て、その上で自分の将来を「判断」して欲しいという事

 ■そして、「その時」に「夢を叶える力」を持っていて欲しいという事


 の2つです。

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 インドの「死を待つ人の家」でのボランティアの話をしたのですが、生徒たちも特にしっかりと聞いてくれているのが分かりました。
 ただ私が伝えたかったのは「ボランティアをすべき」だとか「困った人は助けるべき」だとかそういった道徳的な事ではありません。様々な経験を通して、色々な事を感じて、「自分のやりたい事」、「やるべき事」、そして「夢」を可能性が一番高い若い頃に見つけて欲しいという事、そしてその夢と出会った時にそれを叶える力を持っていて欲しいという事です。
  
 小中高と夢を持っていても、実際は成長の過程で色々な経験で新たな発見をし、あるいは「現実」に直面し、実際に同じ夢を持ち続けている人は少数派だと思います。

 そういう意味で『夢を持つ教育』はよく叫ばれますが、私は同じくらい、あるいはそれ以上に『夢を叶える教育』というものが大事だと思っています。それは『学力』的な意味でもそうですし、『社会の仕組み』を教えるという意味でもそうです。

 自分が生きているこの世界がどのような仕組みで動いているのか、全体像が分からなければ、自分が夢を叶えるために、幸せになるために、何をすればいいのかも分からないでしょう。

 「若いころにもっと勉強していれば良かった」と言う言葉を聞く事は少なくありません。私自身も今は同様の思いを持っていますが、小中高生時代の事を思うと「良い点数を取る」という目的、そしてその結果が良い将来に繋がるという「漠然」とした思いしかなかったように思います。
 
 学校教育の現場においては、『学校教育(そしてその結果)が社会に出た後に及ぼす影響』というものにオブラートをかけているように思います。

 それは良く言えば伸び伸びと学習に励めるかもしれませんが、社会に出るタイミングで突然現実に直面すると言う意味で、悪く言えば『騙し打ち』と言えるかもしれません。

 例えば、アメリカをはじめ海外では子どものうちから『政治経済に関する教育』をしっかりと行う国も少なくありません。
 「判断」は持っている情報以上の事からは行えません。最終的にどのような判断をするかは自己責任かもしれませんが、判断するための材料をしっかり与えてあげるのはやはり大人の役目だと思います。
 多感な時期なだけになかなか塩梅が難しいところでもあるとは思いますが、我が町からでもそういった現実的な『社会の仕組み』を教えるような教育をもう少し取り入れてはどうかと思うところです。

 今回の講話がどれくら生徒たちに届いたかは正直なところ分かりませんが、少しでも今後の人生の糧になっていればと思います。

| 地域活動 | 23:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第2回「かたらんね!地域防災」を開催します

  2/16(日)に住民・議員・行政がともに、町の課題について考え議論する「かたらんね!地域防災」の第2回を開催します(第1回「かたらんね!地域防災」リンク → http://kanadahideki.blog.fc2.com/blog-entry-130.html)。

【詳細】
【第2回『かたらんね!地域防災』】
・日程 2/16(日) 14時~
・場所 オークスプラザ2階「ふれあいホール」


 会の趣旨については第1回の記事に記載した通りですが、第2回に先立って、この会の意義について「協働」という観点から触れたいと思います。

 これまでも当該ブログにおいても何度も触れているところではありますが、近年この「協働」の概念は日本の地方自治の分野で、まちづくりの取り組みに不可欠なものとして唱えられているのですが、これが近年特に重要になっている背景としては、国や地方自治体の厳しい財政事情や少子高齢化などにより行政が提供できるサービスに限界がきているという事があります。そういった中で例えば、地域の課題解決に向けて、行政単独では解決できない問題がある場合には住民も「自分の事」として責任を持ちながら関わり、また一方で行政側もお願いするだけではなく住民だけでは解決できない問題などがある場合にはこれまで以上に住民の声をしっかりと聞きながら適切なフォローをしていく事で相互に不足を補い合い、ともに協力して課題解決に向けた取り組みをしていこうというものです。
 
 その中で「議員の果たすべき役割」は何かと考えた場合、私としてはこれまでの「議案の審議」や「政策提言」、あるいは広く「住民の声を聞き届ける」といった一般的なイメージによって語られる役割に加えて、一つには行政と住民、あるいは住民同士を繋ぐ「コーディ―ネーター」としての役割を果たすべきであると思っています。
 
 議員として、「来賓」や単なる「出席」だけではなくしっかりと本質的な活動をしていけば、行政はもちろん、住民個人、団体等と接し、論議する事も当然ながら誰よりも多くあり、自ずと知識はもちろん町全体に対する広い視点や繋がりを持つことになります。そういった中で行政の「あと一押し」の支援、あるいは制度や補助金等の情報があれば何倍も大きな活躍が出来そうな住民の方(個人・団体)も多く、また住民個人、あるいは団体同士でも連携する事で大きなシナジー(相乗効果)を発揮できると思う事が多々あります。

 そういった場合、住民の方に対して町の動きや政策を含め情報を分かり易く噛み砕いてお伝えしていくという事はもちろんですが、例えば、「町の歴史を調査し、まちづくりに役立てたいと考えている住民に町の有識者を紹介する」「森林保護を考えている方に同様の取り組みを行っている住民や団体を紹介する」「具体的な補助金を探し活動全般を支援する」、あるいは「観光、食育、スポーツ等それぞれの分野で活躍する住民、団体を繋ぎ、”健康づくり”というアプローチでの観光誘致」というような事もより具体性を持って論議して可能性を探る事ができます。
 よって、個人的には一つひとつとしてはほんの些細な取り組みかもしれませんが、話をする際には「何か(誰か)を紹介、情報提供する事で大きな効果を生み出せないか」という事を常に意識するようにしています。

 今回の「かたらんね!地域防災」は、「住民」「議員」「行政」の三者が集い、それぞれの果たすべき役割について論議する場です。今回は会の前段において「行政」と「住民」が意見交換する際の進行役を担当させてもらいます。会の中においても「行政」と「住民」の間はもちろん、住民の方同士が新たな情報の獲得、繋がりの構築、そしてそこからのシナジーを発揮できるようにしっかりと「コーディネート」したいと思っています。

 そういった事もしっかりやりながら主体として誰よりも汗をかくことで、住民の方々の「議員」「議会」に対する認識や期待値、そしてもう少し言わせてもらうなら「議員自身の意識」も変えていきたいと思っています。

| 未分類 | 14:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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市町村議会議員政策フォーラムに参加しました

 先週末は熊本市の森都心プラザで開催された「市町村議会議員政策ファーラム」に参加しました。

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 当該フォーラムは今年度の第3回目となりますが、当日は県内各所から30名の議員が参加していました。
 なお、熊本県下の市町村議会議員数は600名弱ですが、半数以上は毎回同じ顔ぶれです。そして、それ以外の防災、議会改革、子育て等の講演会に参加した際も見かける方はほぼ決まっている気がします。
 もちろん、本で学ぶ方、あるいはそういった研修が既に不要なほど様々な知識を持っている方もいるのだとは思いますが、私自身は毎回多くの学びがあり、書籍だけではなくこういった研修の機会があれば極力参加するようにしています。

 当該研修も受講料五千円と特に政務活動費もない大津町の議員報酬水準からすると決して安くはないのですが、午前の部はこれまでで最も参考になり、受講料を大きく上回るリターンがありました。

 なお、今回の研修テーマは以下の3つです。

【午前】
■県・市町村の予算編成と新年度の課題

【午後】
■地方行政の現状と課題-予算の見方・考え方
■国政県政の課題 さまよえる民意の行方


 午前の部は、国の総務省から出向している熊本県総務部政策審議室の方による講義だったのですが、予算審議上のポイントや補助金の活用について、行政の立場から非常に分かり易くレクチャーいただきました。

 折しも、委員を務める「熊本県家庭的保育連絡協議会設立準備委員会」の財源の一つ、そして3月議会の一般質問のテーマとしても、この国や県の補助金を有効に活用したまちづくりの方法についての提案を練っているところであり、早速良いアウトプットに繋がりそうです。

 なお、個人的には「せっかく補助金があるから・・・」という「補助金に振り回される形」での事業の計画・実施はあまり理解・納得できない事が多いのですが、「やりたい事業・やるべき事業ありきで補助金を有効に活用する」事は特に財政状況の厳しい現在の自治体行政を踏まえるとやはり必要な事であると考えています。

 町の中長期的な発展を考えるのであれば、財政状況が厳しい中でも国・県といった外部からの補助金にもアンテナを高くし、積極的・戦略的に活用しながら例えば、補修・改修等だけではなく新たな可能性や価値を生む「投資的な事業」もしっかりと検討しながら進めていく必要があるのではないかと考えています。

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| 地域活動 | 19:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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町HPに「町政への提案」ページができました

 町HPに12月議会の一般質問にて提案した「町政への提案」ページが設けられました。

リンク→http://www.town.ozu.kumamoto.jp/information/_8846.html

 システム対応を伴うためもう少し時間がかかるかと思っていたのですが、スピード感のある対応に一住民としても非常に嬉しく思っています。

 私自身、多くの住民の方から直接多数のご相談を受けていますが、まだまだ集めきれていない声も多いのが現状だと思います。
 それは一つには、私自身、あるいは議会自体への信用度や身近さ等がまだ足りていないという事の表れかもしれませんが、連絡をくださる方の中にも「議員に相談するのは躊躇した」という事を仰る方は少なくありません。
 そして、意を決して電話、メール、ハガキ等をくださる方についても匿名のものがまだ2割ほどあり、特にハガキで匿名のものは詳細の確認や回答をする手段がなく困ってしまう事もあります。

 また何より、例えば「内容がシンプル」な場合や逆に「専門的な知識が必要で第三者を介すると話がうまく伝わらない」場合等、内容によっては議員という第三者が入る必要がない、あるいは入らない方が話がスムーズに進む事も少なくないと思っています。
 実際に私に相談してくださる方の中にも「わざわざ議員に相談するまでの事でもないので本当は自分で伝えたい」という方や「以前、実際に質問・提案してみたが行政からの返答がない」という方も少なくありません。

 そういった事から、それで事が上手く進むのであれば、行政⇔住民とダイレクトにキャッチボール出来る環境を確立する事は、住民の声をより一層まちづくりに生かしていくためノ必須条件であると考えています。

 当該取り組みは「町への提案」「住民への回答」「インターネット等での公開(共有化)」というフローで実施されます。
 今回の変更の大きな意義はインターネットにより提案をする手段が増えたという点はもちろんですが、何よりも「しっかりとした回答をする事を行政側がコミットしている」「様々な提案を広く公開(共有化)するとしている」という2点にあると思っています。

 私としてはそういった住民からの声への対応を町に任せるだけではなく、共有された多数の提案を基に大所高所の立場より調査・検討・分析する中で、私自身の政策立案にもしっかりと生かしていきたいと考えていますので、まちづくりにおける妙案や疑問等がある方はこの「町政への提案」もご活用いただければと思います。

 なお余談ですが、先日、近接自治体である合志市、菊陽町、西原村の役場を訪ねたところ、西原村は入口から入ってすぐの真正面に大津町の町政への提案箱に当たる「目安箱」が設置されていました。大津町を含め多くの自治体では中々目につきにくい場所に設置されている事が多いのですが、こういったちょっとした改善もどんどん進めて欲しいと思ったところです。

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| 地域活動 | 18:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【防災士養成】火の国ぼうさい塾に参加しています

 2/1(土)、2/2(日)、そして2/23(日)は終日、県主催の『火の国ぼうさい塾』に参加します。

 基本的には「災害図上訓練(DIG)」を行うなどグループワークを交えた座学形式にて行われますが、町の地域防災・自主防災を考える上での具体的な知識・方法論を学んできます。

 なお、当該講習に加えて筆記試験通過&救急救命講習の受講で『防災士』として認定されるのですが、熊本市を除けばどの自治体も5名前後かそれ以下の参加であるのに対して大津町からは区長さんをはじめ13名もの参加があり、一住民として非常に頼もしく感じました。

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 講座内容は、地震、津波、台風などの自然災害の発生要因から具体的な地域防災のあり方、地域防災リーダーに求められる役割等、非常に幅広く勉強になります。 
 その中でも特に2日の午後に実施された群馬大学の片田敏孝教授の講義は非常に具体的で含蓄に富むもので大いに参考になりました。

 片田教授は東日本大震災の津波から多くの小中学生が生き延びた「釜石の奇跡」の立役者であり、釜石市の小中学校で防災教育を続けてきました。
 その中でキーワードを2つ紹介すると「津波てんでんこ」「助けられる人から助ける人へ」

 「津波てんでんこ」
とは、津波があったら一人ひとりがてんでばらばらに逃げろという意味です。
 もし、地震が起きてから両親が迎えに行くとしたらその途中で津波に巻き込まれるかもしれません。そしてたとえ迎えに行っても津波の到達時間を考えればまず間に合わないケースが殆どです。しかし、それでも迎えに行くのが親でしょう。
 そうした事を踏まえ子ども達には、「絶対に一人で逃げるから迎えに来ないで」と両親に伝えるよう教育し、更に「もし子供だけが生き残った場合どうなるか」という事を子どもを通してしっかりと伝える、そうすることで共倒れになることを防ぐことができます。一人ひとりが命に責任を持ち、それを家族同士で信頼しあえることの重要性を説いていました。

 「助けられる人から助ける人へ」について、釜石市では小中学校合同で避難訓練、防火訓練、応急処置、救急搬送、非常食炊き出し訓練をしており、実際の災害時も彼らは地域の一員という意識で具体的な行動をとることが出来ました。
 講演では中学生が小学生を、小学生がお年寄りを助けた等の数々の事例も複数交えながらお話いただきました。

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 大津町の場合、津波の心配はまずありませんが、地震、台風、豪雨等の自然災害はいつ起こってもおかしくありません。例えば学校等で行われる避難訓練が単なる「消化行事」になっていないか。生徒、保護者、教員がどれだけリアルに災害をイメージ出来ているか。自分の小中学生時代の事も思い返しながら色々と考えさせられました。

 東日本大震災から3年、九州北部豪雨から1年半が経過し、「地震」や「風水害」に対する意識も段々と薄れてるのではないでしょうか。

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 前日の講義で山口大学の瀧本准教授が「災害時対応よりも災害前の備えが比較にならないほど重要」と仰っていました。例えば、居間だけでも耐震補強を施す、家具等に転倒防止シートを取り付ける、あるいは水だけでも2~3日分だけでも用意する。

 恐らくどれだけ言われてもやらない人はやらないでしょうが、それを出来るだけ多くの人に意識してもらう努力をする役割は行政も担うべきところだと思います。「地域行事と結びつける」「学校教育と結びつける」等、色々と考えられる事はあると思います。私も「かたらんね!地域防災」の取り組み等を通してその役割の一翼を担いたいと思っています。

| 地域活動 | 16:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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