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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

2017年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年12月

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“見えない部分”を見る

 先日、私より少し年下の司法修習生とお話をしました。

 そこで、当人は今のところ経験はないものの、「刑事であれ文字であれ、依頼人に全く共感、同情できない場合でも、役割としては依頼人を弁護しなければならないケース」について話が至りました。 もちろん、例えば刑事事件であれば憲法に規定された弁護人依頼権があるため、プロとして全力でクライアントに応えるという結論でしたが、やはり感情論としての葛藤はあるようです。 

 一方で、我々政治家、あるいは行政職員も同じですが、逆に「依頼人(たまたま話を頂いたい方)」だけの方向を向いて仕事をすることはできません。

 「道路の問題であれ、福祉の問題であれ、商業の問題であれ、目の前に困った方がいて助けを求めていれば、どうにかしてあげたくなのが人情ですが、予算も人員も限られている限り、”何かをするために使った予算は何かをできたはずもお金”であり、目の前の方だけではなく、利害関係者すべてに目を向けなければなりません。」

 ある一面だけを見れば冷たく映るかもしれませんが、「目前の方に十分に寄り添いながら、さらに将来世代を含めた全ての町民のことをリアルに考える」必要があります。

 ”町の財布は一つ”という前提があるので、最近ではあまり聞きませんが、「〇〇議員にお願いしたお陰で家の前の道路がすぐに良くなった」という裏には「本来であれば、そのタイミングで整備できたはずの危険道路」があったかもしれません。 さらに大きく言えば、「福祉への予算配分を増やすということは、その他の予算をあきらめる(あるいは借金を増やす)」ということになります。

 ただ、日々実務を行っている職員さん達に比べて、政治家はこの前提をしっかりと認識、というより”意識”しながら、施策・政策を考えている方は少ないように思います。 

 個人的には、「この”前提”を意識してこそ、”目前には見えていない部分”に目を当ててこそ、真に住民の生活に恒常的に寄与する活動ができる」と考えています。 

 限られた予算で、『あれかこれかの「配分」の話だけをするのではなく、創意工夫に富んだ「政策」をもって、如何に「最小の経費で最大の効果」、「最大多数の最大幸福」を実現するかが、”政治家”としての知恵の使いどころ、腕の見せどころ』でもあると思います。

| 言論・政策 | 23:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【2017年12月定例会】日程および一般質問通告内容

 12月6日㈬から13日㈬までの日程で大津町議会12月定例会が、以下の日程で開会します。  

201712議会


 お時間の合う方はぜひ傍聴にお越しいただければ幸いです。 

 なお、私の一般質問の通告内容は以下の通りで、12月12日㈫の午後1番目(全体で8番目)、13時からの約1時間になる見込みです。


【一般質問】
1.行政・教育関連機関としての震災対応の検証と体制強化(町長・教育長)
 熊本地震発災直後は多くの町民が結束し、汗をかきながら対応した。その中で職員の果たした役割は大変に大きなものであり、一人ひとりが全力を持って対応してきたことは間違いない。しかしながら発災前に、より緻密な備えができていれば、一層行き届いた対応ができたことも同様に間違いなく、その点から言えば多くの反省や改善すべき点がある。
 また、今回は被害がほぼ熊本県内のみに留まったため、外部から多数の支援が速やかに入ったことで対処できた面も大きい。外部の支援も期待できない広域の大震災も想定されるなか、町民の生命や安全、生活を守るために如何にして検証をし、反省を踏まえた”具体的な”改善策を練るかが問われている。 
 当該指摘はH28.9月の一般質問でもおこなっているが、主にその後の進捗が不明瞭なものについて現状を問う。本年3月から4月にかけては新たな異動や退職もあり、今が具体的な議論に基づく対策のできるぎりぎりのタイミングである。
(1) 検証手法と結果、および結果に基づく具体的取組み(職員視点での内的オペレーションの検証と改善)
(2)災害に備えた町内諸団体や事業者との連携体制強化
(3)町立保育園および教育機関における対応


2.産業支援サービス企業の誘致(町長)

 産業支援サービスとは、「情報サービス業」「インターネット付随サービス業」、「機械修理業」、「電気機械器具修理業」等が挙げられ、産業の複雑化が進む現代において「地域中小企業の新たなサービス創出」の面でも、重要な役割を果たすと考えられる。また、業者が遠方の場合は大規模災害発生時の復旧には困難を伴うが、産業支援サービス企業の誘致は迅速な復旧の一助となり、進出先を探す諸企業や既立地企業への魅力を一層高めるものである。さらに、大津町圏内には多数の企業が立地しており、産業支援サービス企業の進出先としても魅力的であると思われる。
 「地震後も選び続けられる熊本」であるために、県も「熊本県産業支援サービス等立地促進補助金」の要件を緩和するなど誘致に力を入れている。県とも連携・協力しながら情報収集や独自の助成を検討するなど、誘致に向けて本格的に取り組む考えはないかを問う。

| 一般質問通告内容 | 23:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2017年度 経済建設常任委員会研修レポート

 以下の日程で、経済建設常任委員会の視察研修(宮城県および東京都)に行ってきました。

 研修先のレポートは視察先の、「良いと思う面」も、「改善すればより良くなるだろう(本町に導入するとすればよりこうしたい)面」も正直に振り返っているため、毎度公開の是非が悩ましいところですが、今回は諸々検討した結果、公開させていただきます。

 なお、その他のレポートについては、「情報公開請求」をしていただければ、議会事務局にて閲覧可能ですが、私のレポートに関しては御要望があればいつでも個別に送付させていただきます。

【研修レポート】
日程: 11月14日㈫~16日㈭
場所: 宮城県東松島市および山元町、東京都港区(銀座熊本館)


テーマ1 【災害公営住宅の整備状況について】 宮城県東松島市
 同市は、東日本大震災において、震度6強の大きな揺れと10メートルを超える高さの津波に襲われ市内全体の36パーセントが津波により浸水した。 死者1100人以上、家屋被害は全壊5518戸、大規模半壊3059戸、半壊2500戸という数にのぼる。
災害公営住宅の設置戸数は1122戸にのぼり、全ての入居が完了するのは平成30年との説明があった。集団移転の問題など本町とは異なる前提もあるが、参考になると思われる点を列挙する。

複数の整備手法の導入により建設を迅速化
 具体的には、市が直接建設する「建設」、URや民間住宅事業者に建設を要請して市が買取りをする「買取」、既存住宅を借上げ災害公営住宅として借り上げる「借上」を検討し、結果的には平成29年7月時点で「建設」は71戸、「買取」が842戸という状況で、「買取」が多数を占める状況であった。実際に施設を見学したところ、特に「買取」については多様な企業が建設しているため、形態も多岐にわたり、かつ、外観内観ともに非常に立派であった。 

きめ細やかな対応
 具体的には「急な入居意向(変更)への対応」や「間取り」についても、入居者と対話しながらある程度まで柔軟に対応しているとのことであった。ここは、戸数を考えると驚異的であるが、複数の業者(民間)が設計建築しているからこそ、できる対応だと思われる。

災害公営住宅の買取制度
 希望者は買取前提の戸建て住宅に入居し、一定年数後に買い取れる制度となっていた。金額や具体的な時期は調整中とのことである。

コミュニティ形成の取組み
 災害公営住宅のエリアには集会所はもちろん、屋外に芝やベンチを設置するなど、なるべく多くの交流が生まれるようにエリア全体が設計されていた。また、ソフト面でも役場、社協、慈善団体などが茶話会や体操などの各種イベントを実施しているとのことであった。特筆したいのは、入居前の顔合わせ会で早めのコミュニティ形成や不安軽減を図っていた点である。ここは、諸団体と連携することで、食事会などより融和を図る取組みも検討の余地があると考える。


テーマ2 【震災からの農業復旧復興状況と取り組みについて】 宮城県山元町 
 同町の農地は津波で大きな被害を受け、堆積したガレキや塩害により、農地の約6割(水田986ha、畑430haの計1,416ha)が耕作不能となり、直後から懸命な復旧にあたっているものの、未だ完全復旧には至っていない(H28時点で83%の復旧)。 本町と大きく異なるのはやはり津波による塩害であり、担当者からは除塩が終わらないのが最大の課題との言葉あった。
 また、農地被害によって離農も相次ぎ、平成24年10月の調査では沿岸部農家対象で64%、町内全農家対象で48%の離農希望率だったとのことである。 そうした背景もあり、合理的かつ効率的な営農を意図して、町内3地区において農地整備事業を導入し、農地の大規模企画課に取り組んでいる。 なお、詳細は割愛するがハード面の復旧にあたっては、国からかなり手厚い助成を受けていた。津波被害のなかった本町が参考にできる部分は限られるという認識である。
直接的には被災とは関係しないが、山元町の取組みで本町においても検討の余地があると思われる取り組みを一点記載したい。

山元町は、6次産業化に非常に熱心に取り組んでおり、様々な施策を行っている。 大枠としては、農林水産業者や食品加工業者、金融機関、行政機関等で構成される「山元町6次産業化・地産地消推進協議会」を組織し、平成28年度には「山元町6次産業化・地産地消推進戦略」を策定している。 
中でも特に注目したいのが、「人財育成研修の開催」である。 マーケティングや6次産業化などの研修を町主催で行い、受講生の出席率も良好、具体的な取組みつながった事例も複数あるとの説明だった。 参加の層は、新規就農者や農事企業の社員などが殆どとのことであった。なお、予算の都合上、著名な講師の招集は難しいという”レベル”の課題もあった。以前の一般質問でも類似の提案を行ったが、本町でも導入に向けて一考の余地がある取組だと改めて感じた。

※余談だが移動時間に同市の防災センターを見学した。看板の写真にある通り、平時と緊急時の用途が併記されており、平時、緊急時ともに有効活用ができるように工夫されていた点を特筆したい。
 
復興外観 復興内観



テーマ3 【企業誘致、観光・公報物産振興について】  東京都港区(銀座熊本館)

熊本県東京事務所における企業誘致の取り組み
 被災後も選び続けられる熊本であることを目指して、「補助金の活用」や「企業訪問」、「既立地企業のフォローアップ」、「各種産業展示会への出展」、「人財確保の支援」などを行っている。 本町にとって有用だと思われる内容は以下の通り。

上述の「地震後も選び続けられる熊本」であるために、「熊本県産業支援サービス等立地 促進補助金」の要件を緩和(平成32年3月31日まで)している。 産業支援サービスとは具体的には、「機械修理業」「電気機械器具修理業」、「情報サービス業」などが象徴的である。 業者が遠方の場合、大規模災害などの発生時に業者が来熊し、リカバリー対応をするのに相応の時間を要するが、こうした企業を誘致することで、迅速な復旧が可能とのことである。
 こうした体制整備は、進出先を求めている企業にとっても魅力的であり、大津町という土地を考えた場合、近隣市町村を含めて多くの企業が立地しており、産業支援サービス企業にとっても進出先として一定の魅力があるものと思われる。


産業支援サービス助成


観光・公報・物産振興
 銀座熊本館では多くの県産品が売られており、大津町の「ほりだし君」や「蔵出しベニーモ」も並んでいた。 生産地を見てみると偏りがあったため確認したところ、自治体の力の入れ方や、一括して納品できる仕組みがあるか、ということも多いようであった。 例えば、西原村の商品が多く見られたのは「萌の里」の存在も大きいように思われる。 また、玉名の商品も目立ったが、「産業経済部 ふるさとセールス課」を設けるなど、かなり力を入れて取り組んでいることが分かる(→リンク)。
 本町においてどこまで力を入れて取り組むかは別の話だが、自治体の姿勢が大きく影響しており、県としては前向きな自治体とは積極的に連携している様子であった。 銀座熊本館での販売で留まる限りでは投資対効果は限られるが、少し大きなビジネスモデルを描ければ銀座の一等地に立地する銀座熊本館はより有効に活用すべきものであると感じた。この点については今後、じっくり考えたい。

| 議会関連 | 23:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【Facebook連動】 2017年11月上旬の投稿

 11月上旬のFacebookでの投稿です。












































| Facebook連動 | 23:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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大津東小学校で「防災セミナー」を実施しました

 11月12日(日)は、防災士として大津東小PTA主催の「大津東小防災フェスタ」で、防災セミナーを実施しました。 

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 例年は「ふれあいフェスタ」として開催しているものですが、熊本地震で被害の大きかった東小校区において、その経験を忘れずに、そして「想定外の震災も発生し得る」という認識を次世代へ繋げて欲しい、という願いを込めて今回の形式にしたとのことです。

 5~6年生は、熊本地震時の炊き出しで、お世話になったお礼と炊き出し訓練も兼ねての「豚汁作り&今年収穫したもち米でのお餅つき」、1年生~4年生(時間帯によっては6年生を加え)は、大津町の防災士による「防災セミナー」という内容で、最後は地域の方も交えて食事でした。

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 今回のセミナーは、私も所属する『復興プロジェクト大津「カセスル熊本」』の仲介という設えでしたので、メンバー1名、および別メンバーの友人1名にもサポートをしてもらいながらの実施でした。

 内容は、第1部「クイズ&体験」、第2部「災害クロスロードゲーム」という構成です。 90分超の長丁場かつ1年生から6年生までが混在しているという難しい状況で内容の構築には随分悩みましたが、皆ワイワイ、でも真剣に参加してくれて個人的には楽しい時間になりました。

 少しでも児童や家庭の防災意識向上に繋がれば嬉しいです。


【内容】
第1部 クイズと体験の部
1.「防災士」の紹介
2.ぐらっと揺れたらどうしよう? ~ダンゴムシのポーズをやってみよう~
3.大きな揺れだと何もできない! ~平台に乗って揺れを体験してみよう~
4.地震の前にできることを考えよう! ~模型を使った家具の配置と固定~
5.裸足で歩くとどんなに危険? ~卵のカラ歩き-新聞スリッパづくり~
6.色々な防災グッズを見てみよう!

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第2部 防災クロスロードの部
1.クロスロードゲーム(選択→グループで選択理由共有→解説)
Q1.愛犬の「もも」を避難所に連れていく?
Q2.夜中の警報! 避難する?
Q3.下校途中の地震! お家に帰る? 学校に戻る?
2.まとめ&みんなの任務 ~プリント&固定具配布~
・部屋の危険個所をチェックしよう!
・おうちを家族とチェックして一番危ない箇所を固定しよう!
・初期消火できるようになろう!
・防災グッズや非常食を準備しよう!

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| 地域活動 | 23:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マニフェスト大賞受賞式に出席しました

 11月2日(木)に、東京都の虎ノ門ヒルズで開催された「第12回マニフェスト大賞」の受賞式に出席しました。

 マニフェスト大賞とは、地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の優れた活動を表彰するもので、顕著な取り組みが広く知られて互いに競うようにまちづくりを進める「善政競争」の輪を拡げるために設けられました。

 過去の取組みに対する評価であり、受賞した瞬間に何かが変わるわけではないのですが、何だかんだで励みになります。 また、僭越ながら私の取組みが全国で尽力する地方議員同志の皆様の参考に、多少なりともなるのであれば嬉しいです。

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 3年前に「かたらんね!地域防災事務局」の一人として参加した際は、前日の「プレゼン大会」と懇親会から参加させていただいたのですが、今回は会議などが重なったため残念ながら授賞式のみの参加でした。 

 しかし、授賞式の場でも全国各地から集まった方々とお話や名刺交換等をさせていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。この御縁を大切にしたいと思います。

 さて、この「マニフェスト大賞」は今年で12年目ですが、運営においては多くの地方議員の方々もボランティアスタッフとして参加しているそうです。 何事も同じですが裏方で理想を持って健診している方々がいるからこそ、こうした場が成り立っています。 当然、考え方は異なる部分もあるかもしれませんが、受賞者やスタッフの方々など、同じくらいの熱と志を持って活動している同志が多数いることを実感でき、大変心強く感じました。

 閉会にあたり、元三重県知事でもある北川委員長は「『地方から国を変える』という原点がないと、地方創生は夢のまた夢だ。国に期待することではなく、地方から、地方議会から『国を変えるという覚悟と決意と実行』がなければ、地方創生は成功しない。全国に情報発信しながら、善政競争が出来ればと思っている」と結ばれました。

 今後も、大津町のことにしっかりと目を向けつつ、常に広い視野と視座を持ちながら、町の発展と住民生活の向上に向けて邁進していきます。

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| 言論・政策 | 01:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【Facebook連動】 2017年10月下旬の投稿

 10月下旬のFacebookでの投稿です。




























| Facebook連動 | 13:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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