FC2ブログ

大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

行政による「地域のサポート」

 大津町の色々な地域を歩いていますが、場所によってゴミや雑草の状況など景観にかなりの差があります。

 この事についてある方は、
「区長さんの考え方が住民の方に浸透している所は町が綺麗であり、区長さんが熱心で無い所はそれなりの街並みである事に最近気がつきました。」
と仰っていました。

 私は区長の違いによる景観・整備の差については、やはり「現場に任せる」ではなく「現場に丸投げ」になっている現状が原因の一つではないかと思います。

 民間企業の話ですが、例えば某保険会社には全国に1500程のオフィスがあります。その運営方法について、地域ごとに特有の事情もあるため細かいスタイルについては各オフィス長に委ねられています。
 ただ、オフィス長ごとに分野の得手不得手があり、それだけでは非効率であったり、あるいは属人化し過ぎる恐れがあるため、一定の方向性は本社が提示するとともに、各オフィスの好事例・失敗事例は共有化されています。
 また、営業成績や業務の品質等も各オフィスに丸投げではなく「任せてはいるものの一定のチェック機能は本社が持つ」という構造になっています。

 そうする事で、各地域の個別事情には柔軟に対応しながらも、オフィスの業務品質が高いレベルで均質化しています。

 私は行政においても、このようにアリの目で現場の視点から見る住民に加えて、トリの目で俯瞰的な視点から行政が支援・確認するという仕組みがあれば、もっと住民の生活が良くなっていくのではと思っています。


 例えば、美咲野を歩いた際、住民の方々から「カメムシの大量発生」で大変困っているという声を多く伺いました。特に10月~11月は顕著とのことで、壁や洗濯物に数十匹のカメムシが付いていたり、あるいはいつの間にか家の中に入っていることも度々あるそうです。
 
 ただ、住民の方は「自然現象なのでどこに助けを求めたら良いかも分からないため、根本的な解決にはならないものの、各自で殺虫剤や防虫剤を使って対応している」と仰っていました(前回の記事にも少し関連しますが、行政が常に住民の声をきちんと拾い、解決策を一緒に考えていくような町であれば住民は「まずは役場に相談しよう!」と思うかもしれません)。

 調べてみたところ、カメムシは雑草が多い場所に繁殖しやすいそうで、調整池や空き地に沢山の雑草が生えている美咲野は確かに繁殖の条件が整っています。
 
 これを解消した好事例として大林の話を見つけました。大林でも以前カメムシ大量発生の問題があり、住民の方は非常に困っていたそうです。ただ、その時には「地域の住民の皆で協力して、各家庭や空き地で草刈りを行ったことでカメムシの数は激減した」との事でした。

 こういった課題において、検討の中で「行政主導で対応していく」という選択肢もあると思います。しかし、予算等の問題でそれが難しければ地域で解決する必要があります。

 ただ、地域で協力して対応しようにも、上述のように区長さんの経験・立場、あるいは住民同士の結びつきには地域差があります。特に美咲野のような新興住宅地では中々自然体で「一丸となって」というのは難しいのではないでしょうか。
 また、そもそも「どうすれば解消出来るのか」という事も中々限られた情報しかない住民だけでは答えが出せないこともあると思います。
 
 よって、行政としては現場ごとの前提に違いがあることも認識した上で、「現場に丸投げ」ではなく、条件整備等のサポートを行ったうえで「現場に任せる」という対応が必要になります。

 そのために行政としては地域の声をきちんと集めたうえで、ガイドラインの提示や事例の紹介、そして何よりも住民と行政、住民と住民が対話出来る土壌作りを推進して、地域の協働をサポートしていく必要があります。

 地域の協同のサポートの仕方には色々あると思いますが、例えば住民→区長、あるいは住民→役場→区長のホットラインの構築・強化等が考えられると思います。

 私はそういった仕組みを議論・討議を重ねる中でしっかりと練り上げ、積極的に展開していくことで、より「住民にとって暮らしやすい町づくり」が進んでいくのではないかと思っています。

| 言論・政策 | 23:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kanadahideki.blog.fc2.com/tb.php/12-5f97bd23

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT