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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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条例と規制

 町政報告誌をお届けしている際、長期間にわたって町内某所(商工業関連施設)より何らかの薬剤を含むと思われる排水が流れ出し、排水溝が泡立っているいるとのご報告をいただき、現地を確認してきました。

 私も2日にわたって確認に行ったところ、確かに指摘の通りの状況であったため、環境保全課の方に保健所職員帯同で現地確認をしていただきました。

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 結果としては、この排水は機材を洗う際の洗浄液を含むものでしたが、法律、および町の条例いずれにも違反していないとのことでした。

 理由としては、中~大規模の工場等であれば排水について、施設を設けて適切な処理をしなければならないのですが、同所の場合には2トン程度の水を使用するのみとの事で、保健所の認識としても基準内であると判断されたとの説明でした。

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 なお、今回の件について、強制力はありませんが、先方には「努力義務」という形で適切な処理をしていただけるように申し入れを行ったとの事です。

 この手の問題については、町独自の条例を定めて対応していく事も可能です。

 しかし、例えばガソリンスタンドの「40年以上前の地下貯蔵タンク改修義務化」により、設備投資の出来ない店舗が数多く閉店に追い込まれたことからも分かる通り、規制強化は企業の経営環境、地域経済にも大きく影響する場合があります。

 よって、例えば「環境」といった一つの側面だけ捉えれば理解しがたい法や規制・基準の多くも、一般的にはそういった点を踏まえて微妙なバランスのうえで検討されています。

 昨今では、「地域の特性に根ざした」町独自の条例を定める自治体も増えており、その動き自体は歓迎なのですが、実施に当たっては企業をはじめとした地域経済への影響範囲、自然への影響規模、地域の慣例・慣習から推測できる実現可能度等、様々な外的要因もしっかりと踏まえたうえで行わなくては、思わぬ歪みを生み出す恐れがあり、また条例自体が形骸化したものになり兼ねないという点は留意する必要があると思います。

 しかし何と言っても、もちろん他の業務等との兼ね合いもありますが、「出来ない理由」「やらない理由」を探すのではなく、「まずは検討のテーブルに乗せる」というアクションを起こすことが何より重要であり、そういった事にもじっくり向き合い、取り組んでいきたいと考えています。

| 言論・政策 | 21:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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