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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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市民(citizen)の政治意識向上が必要なワケ

 マスコミ等でも「市民(citizen)の政治意識向上が必要」との声が聞かれますが、そもそも何故それが求められるのか。

 その点について、自分なりの考えを簡単にまとめてみました。


 厳しい財政状況を踏まえた「持続可能な行政運営」を行っていくならば、優先順位をつけて事業を選択しなければならない。場合によっては効果の低い事業を廃止しなければならない局面も出てくる。

 ただどんなに効果が低くかろうがそこには多少なりとも受益者が存在し、その層は次の選挙では廃止を決めた政治家に票は投じない。また場合によっては「落選運動」にまで発展する。

 一方で、例えば「財政健全化」は多くの人にとって意義のあるものだが、それは薄く広く享受され、結果として市民の「投票行動」にまで繋がらない場合が多い。

 だとすれば、市民の政治意識が低いままであれば、次々と敵を増やす「イエスマンではない政治家」はいつか駆逐されることとなる(全てを帳消しにするほどの華々しい実績があれば別だが)。

 よって、選挙だけを考えるならば、痛みを伴う「改善」「改革」も行わない、あるいは全体感を踏まえずに次々に住民ウケが良いだけの新しいサービスを打ち出し、着実に支持者を増やす「バラマキ型」の政治家が圧倒的に強い。また投票率が低い場合には、まさに部分最適な「組織票を持った特定団体」との蜜月関係が成立する。

 もちろん、少数にしか利益がなくとも公共として外せないサービスはいくらでもある。ただ、結局は「みんなの税金」の「配分方法」の問題なので際限なくやり始めると借金を増やし続けるか、あるいは住民全体に薄く広く恩恵のあるようなより公益性の高い事業は出来なくなる。

 ではどうするか。やはり市民一人ひとりが本気で政治について学び、考え、判断し、具体的な投票行動を起こす必要がある。

 しかし、政治家自身が市民の自然発生的な意識変革を望むのは、あまりに無責任である。

 政治家自身も市民と、出来れば「膝と膝を突き合わせて」の丁寧な説明を繰り返し、決断に至った過程、理由、効果を分かってもらうしかない。出来る限りそういった場や機会を作りながら活動していく必要がある。

 また、特に首長に顕著であるが、政治家個人としても多数の自治体住民の理解を得るためには、中途半端な検討・分析で耐えうるものではなく、自ずと取り組みへの緊張感も高まり、内部からも政治・政策の質が高まる。



 そうした一方通行ではない活動が選挙どうこうではなくより高次元の、そこに住む人々の協力も得られる「住民参画のまちづくり」にも繋がるものであり、だからこそ「市民(citizen)の政治意識」を高めていくことは、このblogを通しての情報発信も然り、私自身にも強く求められる取り組みの一つであると考えています。

| 言論・政策 | 13:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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