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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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【防災士養成】火の国ぼうさい塾に参加しています

 2/1(土)、2/2(日)、そして2/23(日)は終日、県主催の『火の国ぼうさい塾』に参加します。

 基本的には「災害図上訓練(DIG)」を行うなどグループワークを交えた座学形式にて行われますが、町の地域防災・自主防災を考える上での具体的な知識・方法論を学んできます。

 なお、当該講習に加えて筆記試験通過&救急救命講習の受講で『防災士』として認定されるのですが、熊本市を除けばどの自治体も5名前後かそれ以下の参加であるのに対して大津町からは区長さんをはじめ13名もの参加があり、一住民として非常に頼もしく感じました。

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 講座内容は、地震、津波、台風などの自然災害の発生要因から具体的な地域防災のあり方、地域防災リーダーに求められる役割等、非常に幅広く勉強になります。 
 その中でも特に2日の午後に実施された群馬大学の片田敏孝教授の講義は非常に具体的で含蓄に富むもので大いに参考になりました。

 片田教授は東日本大震災の津波から多くの小中学生が生き延びた「釜石の奇跡」の立役者であり、釜石市の小中学校で防災教育を続けてきました。
 その中でキーワードを2つ紹介すると「津波てんでんこ」「助けられる人から助ける人へ」

 「津波てんでんこ」
とは、津波があったら一人ひとりがてんでばらばらに逃げろという意味です。
 もし、地震が起きてから両親が迎えに行くとしたらその途中で津波に巻き込まれるかもしれません。そしてたとえ迎えに行っても津波の到達時間を考えればまず間に合わないケースが殆どです。しかし、それでも迎えに行くのが親でしょう。
 そうした事を踏まえ子ども達には、「絶対に一人で逃げるから迎えに来ないで」と両親に伝えるよう教育し、更に「もし子供だけが生き残った場合どうなるか」という事を子どもを通してしっかりと伝える、そうすることで共倒れになることを防ぐことができます。一人ひとりが命に責任を持ち、それを家族同士で信頼しあえることの重要性を説いていました。

 「助けられる人から助ける人へ」について、釜石市では小中学校合同で避難訓練、防火訓練、応急処置、救急搬送、非常食炊き出し訓練をしており、実際の災害時も彼らは地域の一員という意識で具体的な行動をとることが出来ました。
 講演では中学生が小学生を、小学生がお年寄りを助けた等の数々の事例も複数交えながらお話いただきました。

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 大津町の場合、津波の心配はまずありませんが、地震、台風、豪雨等の自然災害はいつ起こってもおかしくありません。例えば学校等で行われる避難訓練が単なる「消化行事」になっていないか。生徒、保護者、教員がどれだけリアルに災害をイメージ出来ているか。自分の小中学生時代の事も思い返しながら色々と考えさせられました。

 東日本大震災から3年、九州北部豪雨から1年半が経過し、「地震」や「風水害」に対する意識も段々と薄れてるのではないでしょうか。

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 前日の講義で山口大学の瀧本准教授が「災害時対応よりも災害前の備えが比較にならないほど重要」と仰っていました。例えば、居間だけでも耐震補強を施す、家具等に転倒防止シートを取り付ける、あるいは水だけでも2~3日分だけでも用意する。

 恐らくどれだけ言われてもやらない人はやらないでしょうが、それを出来るだけ多くの人に意識してもらう努力をする役割は行政も担うべきところだと思います。「地域行事と結びつける」「学校教育と結びつける」等、色々と考えられる事はあると思います。私も「かたらんね!地域防災」の取り組み等を通してその役割の一翼を担いたいと思っています。

| 地域活動 | 16:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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