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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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【町政への提案】 早朝の無線放送について

 昨年12月議会の私の一般質問を元に以下の取組みを導入していただいています。

① 町政への提案のインターネット受付
② 記名提案への回答の(原則)必須化
③ 提案および回答の公開


 掲載数としてはまだ多くはありませんが、それでも「なるほど」と感じる提案・回答もあり、私自身も町政への理解を一層深めるとともに色々とヒントも貰っています。

 ただし回答内容に関しては、一方で「あまり納得感がない」「回答について再質問をしたい」と感じるような回答もいくつかあります。

 よって、提案時から構想の中にあった取組みですが、提案内容・回答を元に更に一歩踏み込んだ質問や提案をするのも私が議員として果たすべき責務の一つだと考えています。

 もちろん、「住民の提案内容を何が何でも実現してもらう事」ではなく、あくまでも調査・分析のうえで「町全体として最も効用が高くなる形」に整理するとともに、かつ、どのような結果となった場合においても、住民が「必ずしも満足は出来なくても一定の納得は出来る」だけの情報を提供し、住民と行政のギャップを少しでも埋める事が私の責務だと考えています。

 その第一歩として題材に挙げたいのが、標題の「早朝の無線放送」ついてです。

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 当該案件については、先日住民の方からも同様のご意見を頂きましたが、「町政への提案」の内容は以下の通りとなっています。

【提案】
午前7時の放送がうるさいです。毎朝起こされます。放送を中止するか、せめて音量を小さくして下さい。

【町からの回答】
○朝の放送について
この度は貴重なご意見をいただきありがとうございました。
町から放送する防災行政無線は、約25年前から午前7時、正午、午後6時(10月から3月は午後5時)の1日3回の放送を実施しております。これは、住民の皆様に時間をお知らせするとともに、無線状態の試験・点検のため音を流しています。2年前の九州北部豪雨では、大津町でも甚大な被害を受け、防災行政無線の必要性を改めて認識しました。 
今回のご意見を期に、スピーカーの向きや音量を調整してみたいと思います。住民の方々の大切な生命・財産を守るため、また、緊急時の重要な周知手段である防災行政無線に対しまして、今後ともご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。



 以上の内容を踏まえて私が継続調査すべき点は主に2つだと考えています。
① 「スピーカーの向きや音量の調整」の実施の有無とその効果
② 朝の放送の妥当性


 ②に関しては、回答の中に「住民の皆様に時間をお知らせするとともに、無線状態の試験・点検のため音を流しています」とありますが、まず「時報」目的であれば、時間を忘れて遊ぶ小中学生にとっては夕方の放送は一定の有用性もあるかもしれませんが、多くの住民が時計や携帯電話を持っている昨今、特に早朝にあえて町が時間を知らせる必要はない(必要不可欠な行政サービスとは言えない)と思います。
 次に試験・点検が目的であれば、早朝を含む1日3回流す事は騒音等の弊害も勘案すると合理性に欠けているように思います。例えば夕方のみ、あるいは夕方と正午のチャイムの2回だけでも十分ではないでしょうか。

 現在は働き方も多様化しており、夜勤で明け方に就寝するという働き方もそれほど珍しくはなくなっています。そういったなかで私も実際にスピーカーの近くの民家付近で音の確認をしましたが、性質上数百メートル先にも聞こえる音量が必要であるため、特に窓を開けて休まれる方も多い夏場においては、「騒音」と感じられても無理はないという認識です。
 また個別受信機を設置しているお宅(地域)では「平時の放送が煩わしいので電源を切っている」「音を極小にしている」という、オオカミ少年ではありませんが、まさに本末転倒な話も耳にします。

 この課題について恐らく単純に町民100名へアンケートを取れば、90名以上の方が「別にこのままで良い」と回答するように思えますが、恐らくそれは(一方で困っている人がいるとは気付かずに)「昔から流れているから」「自分は困っていないから」「何となく時間の目安になる」というレベルの理由であると想定され、「現状維持のための積極的な理由」は今のところ私は思いつきません。

 こういった事は、世の中で割と頻繁に発生している「多数派の声が必ずしも正しい(全体の効用を最大化する)とは限らない」という情報や境遇の違いによる"ギャップ"と個人的には定義していますが、そういった声を一つひとつ丁寧に検証していく事も議員の重大な責務だと認識しています。

 1日2回よりも3回、4回、10回と点検の回数は増やした方が理論的には確かに故障時の早期発見・対応に繋がるのでしょうが言い出せば際限はなく、そこは確率・バランス・弊害等も合わせて考える必要があるかと思います。
 また、少し視点を変えるとすると、「1日3回の点検」が必要なほど重要な無線の状況において、例えば1つのスピーカーが故障した際、それを速やかに検知できるような仕組みは町として構築されているのでしょうか。他の自治体では故障していても長期間誰も気にせずに放置されていたというような事例もあるようです。
 更に本当に1日3回も点検しなければならないような機器であれば、そもそもその程度の信頼性の機器を導入した事自体に問題があるでしょう。
 なお、実際に少し調べたところ、こういった定例的な放送は夕方だけに限定して流している(時代の流れととともに運用を変更した)自治体も珍しくはないようです。

 「町政への提案」の検証第1回目の当該内容に関しては、今後より詳しい調査を進めるとともに「個人版パブリックコメント」とまではいかないかもしれませんが、私のFacebookページでも広く住民やその他の方々からの声も集めつつ、「あるべき姿」を探っていきたいと思っています。

 また当然ながら、結果についてはまた改めて当該ブログにて共有し、効用はもちろん納得感を高められるように努めていきます。

| 言論・政策 | 23:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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