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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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【進捗報告】早朝の無線放送について

 以前のブログにて、「早朝の無線放送」についての記事を書きましたが(→リンク)、FB等を活用して独自に行ったパブリックコメントの内容も含めて、進捗をご報告させていただきます。

 まず、パブリックコメントの件ですが、次のような意見を頂きました(矢印以降は金田からの回答)。


■うちの地区にはそのスピーカーがなく重要なお知らせがほとんど聞こえない状況です。
以前、地区で意見をあげたのですが色々な理由付けをされ却下されました。


 →無線放送には、①「音が聞こえない地域がある」と、②「騒音被害を受けている地域がある」という2つの課題があると認識しています。
 ご指摘の①に関して触れさせていただくと、私の住んでいる地域も放送は非常に聞き取りにくい状況です。私は自宅に個別受信機を設置していますが、別途大津町総合情報メール「からいもくん便り(http://www.town.ozu.kumamoto.jp/information/_9084.html)」経由で重要な案内は携帯メール宛にも来るように設定しています。
 全戸に個別受信機を設置した場合、数億円規模の予算措置、更にメンテナンスの費用等も必要になり、町の財政状況からはかなり難しい状況であり、少なくも今日明日に対応するのは不可能です。一方でご指摘のとおり、全ての地域に同時にスピーカーを設置するのは難しいかもしれませんが、緊急放送の周知徹底が必要な大規模災害等を想定すると、少々お金がかかっても必要な個所には計画的に設置を進めていく必要があると思います。また、迅速な対応が難しい現状を踏まえると、現段階では地域での声掛けや助け合いも重要でしょう。
 ただし、まだまだ上述の「からいもくん便り」の登録者は少なく、そもそも知らない住民も多いようですが、「住民の声」も受けて行政側で費用対効果や実施までのスピード等も勘案して新たに始めたサービスですので、住民としては「一手間を惜しまずに登録する事」を心掛け、もちろん行政としてもサービスの広報をより一層進めながら、「短期の取組み=メール配信」、「中長期の取組み(=個別受信機や新規のスピーカー)の取組み」の両方においてしっかりと検討し、進めていく必要があると考えています。


■我が家としては7時のエーデルワイスは「もう起きないとやばいよ!」と言うサインになってるので、子供などには有難いシステムだなーと思っています(^_^)v
又、大人になり就職などで地域を出ていった人達と「朝のエーデルワイス懐かしいね!」と話題に上がり賑わう事もあり、昔から続く日常が外に出ると恋しく思ったり懐かしく思ったりするもんなんだなーとほっこりする事もあります(*^^*)


 →夕方の放送については、「時間を忘れて遊ぶ子供たち」に対しては防犯・安全上も役立つ部分もあるかと思いますが、朝の放送は自立した時のためにもぜひ早期から自発的なタイムマネジメントの習慣を付けて欲しいところです。
 エーデルワイスに関しては、私の家はあまり「聞こえ」が良くないので、正直なところ個別受信機を設置するようになってから音楽を意識し始めた事もあり、友人間で話題になった事はありません。しかし確かにおっしゃる通り、外にいる時に聞こえる夕方の音楽(夕焼け小焼け)は多少なりとも耳に残っており、おっしゃること理解でき、そういった意味で愛郷精神に寄与している部分も多少はあるような気もします。
 ただ一方でそういった機会が一体どの程度あるのか、逆に騒音被害を受けている方にとっては悪い思い出を呼び起こすのではないか、(機会や種類は多いに越したことはないかもしれませんが)思い出の音楽は「夕焼け小焼け」もあるではないか、あるいはその他の個別具体的な思い出話の方がより本質的で盛り上がるのではないか等、色々な疑問が出てきます。
 いずれにしても、一方で騒音被害を受けている住民の方が存在しないのであれば個人的にも「多少はメリットがある(かもしれない)」というレベルでも、それが多数派であれば現状維持でも良いとは思います。
 しかし、それほどシンプルにはいかないのでしょうが、住民全体の「恩恵の総和」<「被害の総和」であれば、あるいは「恩恵の総和」の方が大きくとも、「基本的な生活が侵害」されているのであれば、そちらへの配慮はやはり必要ではないかと考えています。


 以上の内容も踏まえ、行政担当者と意見交換をさせていただきました。

 結果、町としては3年前に区長会の会議にて継続の有無を諮ったとの説明でした。
 しかしながら、その詳細を確認したところ、この際には1名の区長の「別にこのままで良い」という発言から特段踏み込んだ議論もなく現状維持の流れになったようである事が分かりました。

 よって、それから時間が経過している事、そして何より議論が足りていない事も踏まえて、(「残して欲しい」という意見もあるため、町の独断で変えるのは厳しいとの事でしたが)改めて区長会に諮り、審議をしてもらう事となりました。

 そしてその際には、前回の同様のやり方では恐らく同様のレベルの議論にしかならない事が予想されるため、しっかりと議論に足るだけの情報を集め(例えば、定量的な騒音レベルの提示、点検目的であれば昼、夕のみでも事足りる点、音に慣れていない外部からの移住者も増加している点、菊陽町では時代の変化に合わせて運用を変えている点等)、実施の可否は別にして、まずは十分な説明をしたうえで検討のテーブルに乗せ、しっかりとした議論がなせれるような運営をお願いをしています。

 なお、まだ最終的な報告は出来てはいませんが、この件は「町政への提案」だけではなく、別の住民の方からも直接受けており、その方からは以下のようなメールを頂きました。


>>お世話になっております。
丁寧な経過報告をしていただきありがとうございます。

再審議をしていただけるということで助かります。
これで朝の放送が無くなれば私としては嬉しい限りではあります。
もし審議の結果、放送は続けるということになっても、今回のそれはしっかりと調査や議論をした結果の答えだと思いますのである程度納得できそうです。

この度は自分の一つのメールからここまでやって頂いて感謝致します。
町民の意見に真摯に向き合うその姿勢に感服しました。
今後とも大津町をより住みやすい町になるよう頑張ってください。



 これまで何度も書いていますが、町には色々な考えや生活習慣、あるいは立場をお持ちの方がおり、"全員が満足"という政策は中々あり得ないと思います。

 しかしながら、"なんとなく決まる政治"から脱却し、十分な議論のうえで少しでも町全体の効用が向上するような最適点を探るとともに、満足は出来なくともある程度の納得はしていただけるだけの努力と説明が重要であり、それがより良いまちづくり、そして住民と行政が協力しながら関わっていく"協働"の土台になるのだと考えています。
 
 今後も議員としてその点を忘れずに活動を行っていくとともに、行政においてもそうした運営がしっかりと行われるように尽力していきたいと思っています。

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