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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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祝日のゴミ収集と生活道路の整備

 標題の件に関して、住民の方からご意見を頂いたので現況と私の考えを共有したいと思います。


■祝日のゴミ収集
 実現できないかとのご意見ですが、ポイントだけ簡単に整理すると以下のようになります。
 なお、週2回収集日のある「燃えるゴミ」以外は、翌日以降の平日へ振替での収集を実施しているため、ここでは議論しません。

(1) 大津町は地区によって収集日が異なりますが、祝日になることが多い月曜日に関しては祝日の場合も収集を行っています(月曜に燃えるゴミを収集していない地区は関係ありませんが、それでも収集日数を年間でならすとどの地区もほぼ同じ日数になります)。

(2) 現在は焼却場が月曜を除いて開いていないため、町で収集しても運ぶ場所がない(焼却できない)状況です。

(3) 大津町はゴミ焼却場を菊陽町、合志市、菊池市(旧泗水町のみ)と共同で設置(菊池環境保全組合)しており、運営に関してはそれらの自治体全体で協議を行う必要があります(現在、当該4自治体で老朽化した焼却場新設について検討が進んでいます)。

(4) 祝日の収集運搬を行った場合には収集業者に支払う費用だけで、最小でも200万程度は委託料が増加する見込みです(委託先の祝日手当や雇用者増の可能性等は勘案せずに単純に現在の委託料×増加日数で計算しているため、実際にはそれよりかなり多額になると見込まれます)。

(5) (1)に関しては町単独の整理で実現できない事もないという認識ですが、収集業務委託先(所謂"ゴミ収集業者")とも入念な協議が必要であり、先方の雇用数・条件の件も含め色々と解消すべき課題が出てくると思われ、一朝一夕にはいかないでしょう。また、そちらをクリアしたとしても(3)の問題を解決しなければなりませんが、それにはより多額の費用が掛かるとともに同様に雇用面での整理が必要になることに加え、関連自治体全てに同様の協議を内部で行ってもらう必要があり、その合意を得るのはかなり難しいと考えられます。


 以上のように厳しい状況ですが、まずは「そのサービスを実現するためにどのくらい住民負担が上がるのか」、「その負担増を前提において、サービスニーズはどの程度あるか」等の"費用対効果"や”町政全体における予算配分からみた妥当性”も含めて検討・整理する必要があると思います。

 そうした現実的な部分も含めて、焼却場の祝日運営(祝日収集)が実現できないかの検討タイミングとしては、一つには上述の新焼却施設新設の件とも合わせて行う事が考えられます。

 もちろん、職員のマンパワーにも限界があるため、検討するにしても限度や優先度が存在しますが、一つひとつ検討のテーブルに乗せて実現の必要性・可否を探り、経緯・結果等も説明しながら住民の理解を得て、合意形成をしていくというプロセスが大切だと思っています。


■生活道路の整備
 他の自治体の比べて狭い道やでこぼこが多いとのご意見でした。
 私としては、大津町は県内の自治体の中では幹線道路は比較的充実しているという認識で、他の自治体の方から羨まれることもあります。

 しかし、人口3万4千人の大津町ですが、菊陽町(人口4万人)の約3倍、合志市(人口5万8千人)の約2倍の面積を有していることも影響し、生活道路の整備が追い付いていない部分も多数あるというのはご指摘の通りであり、私自身住民の方からも多くの要望を頂いています。

 一方で、財源や業者も限られているなか全ての道路を一斉に整備していく事は現実的に難しいため、現在は「道路整備優先基準」を作成し、それを基に計画的に一つひとつ確実に手を入れていくことを町に提案・要望し、まずは基準の作成を進めてもらっているところです。


■総括
 どの自治体も財源が限られているため、何に優先的にお金を投入するかはその長の考え方によって様々です。全ての町の良い部分だけを集めれば、誰にとっても素晴らしい町ができるかもしれませんが、現実的にはそうはいかず、優先順位づけが必要になります。

 大津町の場合は比較的、子育てや福祉政策にお金を使っています。しかし、もちろん「他を諦める」のではなく、これまで何度も書かせていただいた通り、たとえ歳入が変わらなくとも一つひとつの業務をより効率的・合理的に行うことによって、費用や人手を削減し、その余力で他のサービスを充実させること、そしてお金の配分についても無駄な事業や非効率な業務を見直すことで、より住民ニーズの高いサービスを充実させていく事も可能だと考えています。

 もちろん企業誘致等による税収増をはじめ、歳入の増加に向けた取組みも考えられますが、それは業務効率化とトレードオフの話ではないので、どちらも両輪として進めていけば良い話です。

 まだまだ至らない部分も多いのですが、着実に見直し・改善を進めて、住民サービスの充実に努めます。

| 言論・政策 | 00:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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