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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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暮らしと自治くまもと寄稿文書 『住民・議員・行政で「かたらんね!地域防災」』

 昨年度のマニフェスト大賞(⇒リンク)の復興支援・防災対策部門において優秀賞を頂いた『かたらんね!地域防災』について、NPO法人くまもと地域自治体研究所より機関誌『暮らしと自治くまもと』7月号への文書寄稿のご依頼があり、事務局を代表して文章を執筆させていただきました。

 バックナンバーは同団体のホームページにも掲載されていますが、7月も終わりますのでこのタイミングで当該ブログへも転載させていただきます。


【市民発!住民・議員・行政の協 働での防災取組み】

■取組概要および経過

 平成24年7月の九州北部豪雨は熊本県の大津町にも甚大な被害をもたらすとともに、町内全域で同時多発的に対応が必要となる中で行政や地区での対応が後手に回った部分も多く、我々に平時の備えの重要性、そして公助だけではない自助と共助の大切さを改めて痛感させました。
 この「かたらんね!地域防災」は、そうした課題を解消するために住民、議員、行政が同じテーブルについて防災をテーマに意見交換し、それぞれの役割について確認しながら「あるべき姿」を描いていく取り組みです。
 実施にあたっては、有志よる事務局(住民2名/議員2名の計4名で構成)が運営にあたり、次のように3回にわたって各回50人程度に参加いただきました。

①第1回集会 (2013/11)
 議員をコーディネーターとして、「行政担当課」「防災ボランティア」「被災地住民」の立場が異なるパネリスト3名による発表、および意見交換、その後グループ分けのうえワークショップ形式で意見交換・発表

②第2回集会 (2014/2)
 議員より第一回の討論内容のまとめの発表後、議員をコーディネーター、住民代表(区長)および行政担当課課長を提言者として、それぞれの立場から今後の取組みを提言・説明、その後グループ分けのうえワークショップ形式で意見交換

③第3回集会 (2014/5)
 事務局でこれまでの討論内容をまとめた行政・議会・住民に向けた「呼びかけ文」を発表、その後内容に関する全体討論を実施

④行政・議会への「呼びかけ文」の配付(2014/6)

⑤住民への「呼びかけ文(要約版)」の配付(2014/11)



【住民・議員・行政の協働で取り組むことの意義】
 当該取組みは、全国の優れた取組みを表彰する「マニフェスト大賞」において「復興支援・防災対策賞」の優秀賞を受賞させて頂きましたが、住民と行政の要望や対策がとかく一方通行となりがちな現状を見直し、一堂に会しての議論を通じて双方向的に対策の向上を図った着眼、そして「言いっぱなし」に終わらせず、各回積み上げ式に提言をまとめ、さらに全体討論を経て行政や議会への呼びかけ文を作成、配布するとともに全住民へ回覧した点が評価されたようです。

 防災面に限らず、住民としては中々行政に声が届かない、あるいは行政の支援が足りないと感じている方も多いように思います。一方で行政側も、財政的・人員的に厳しくなっている中で出来る事にも限界がきており、防災面で言えば自主防災組織の設立・強化を住民に要請するなど、地域住民の協力も不可欠であると考えており、そこに互いの共通認識がなければ議論は平行線になります。よって、そうした共通理解を前提においた「協働」の素地作りを出来た意義は我々としても大きいと考えています。

 「呼びかけ文」の町・議会への配付から約1年、住民への配付からは約半年が経過していますが、この間、大津町では町主催での「防災士養成講座」が実施され、その後住民が構成員となる「防災士指導員」の任命や、住民主体の「防災士連絡協議会」の結成などの様々な取組みが官民協働で実施されています。また各区での訓練や災害備品の準備等も徐々に充実してきているようです。


【今後の課題と動向】
 防災面において、これまで述べてきたいように少しずつ進展はしていますが、まだまだ災害に対する危機意識が住民の中に希薄であり、継続した取り組みが必要です。
 また、防災面に限らず自治体を取り巻く環境が年々厳しくなる中、住民・議員・行政が一丸となり協働で取り組んでいく事で相互に補完し合い、相乗効果を発揮しながら地域の課題に取り組んでいく必要があります。今回の「かたらんね!」は地域防災をテーマにしましたが、今後は高齢者福祉、子育て、公共施設行政など、その他様々な分野に取り組んでいく予定です。

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