FC2ブログ

大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

熊本県町村議会議員研修会に参加しました

 昨日は益城町文化会館で開催された熊本県町村議会議長会主催の町村議会議員研修に参加しました。


【熊本県町村議会議長会とは】

 まず、この熊本県町村議会議長会とは、町村議会の連絡協調のもとに地方自治の振興、発展をはかることを目的に、昭和24年に創立されたもので、目的達成のために以下の事業を行っています。

1. 町村議会の連絡協調を行うこと。
2. 地方自治の振興に関する調査及び研究を行うこと。
3. 町村議会制度及び、運営の改善に関する調査及び研究を行うこと。
4. 中央及び地方の自治関係団体との連絡協調をはかること。
5. その他目的達成上必要な事項

 全国組織として全国町村議会議長会がありますが、平たく言えば主に、個別自治体からの要望では達成しづらい「各自治体共通の目的(例えば、地方税財政対策充実・地方分権改革推進など)を達成するため、相互に情報交換を行うとともに、国に対して政策提案・要望活動等を一丸となって行うために連携している」ものという理解で良いかと思います。

 また、今回のように年一回程度、それぞれ議長・副議長・新任議員・全議員向けの研修会を実施しています。

12063627_910208595716523_3832604194306520283_n.jpg



【町村議会議員研修会】

 今回の研修会では、鳥取県知事や総務大臣などを歴任し、現在は慶應義塾大学法学部教授の片山善博氏より、ご自身の知事経験も踏まえ『地方議会の課題とその活性化策』のテーマでご講演いただきました。

 一時間ほどの短い時間でしたが、いくつかポイントを列挙すると、次のようなご意見がありました。


■自治体の中で最も重要なものは議会。執行後に行政への叱責も少なくないが採決という形で最終的な判断を下しているのは他でもない議員であり、自らの責任を重く受け止めるべき。現状はその認識が足りず、そもそも議員一人ひとりが”そのまま通すこと(賛成)を前提”で審議してないないか。

■「地方創生」によって、国が一斉に地方版の総合戦略を作らせ、地方を知らない役人がチェックしているが、今のままでは上手くいかないように思う。国から一律の政策を地方の視点でみれば、お門違いやピントがずれているものがいくらでもある。地方分権が叫ばれて久しいが、背景としては首長をはじめ地方は国から独立できていない構図がある。また、総合戦略に議決を必要としている自治体は少ないが議会としてももっと目を光らせるべき。

■多数の議会で、議会基本条例や議会報告会、一般質問における一問一答方式や反問権の導入など様々な議会改革を行っているが、手ごたえを感じている議会は少ないのではないか。なぜなら、”改革のピント”が合っていないので住民も変わらない。議会報告会や議場の傍らで”傍”聴をしてもらうのではなく、議場で発言権を与えるくらいの思いで、”参画”してもらう仕組みが必要ではないか。

■行政も議会もまだまだ住民の声を聞けていない。住民の意見をあらゆる手段を駆使して聴くことが重要であり、その後は良心と事実関係と法に従って議会が判断すればよい。みんなで決めることは大概正しい。

■公共入札なども首長の声一つでいくらでも基準を操作できる。「当てはめる基準を条例で決める」などの公明正大なシステムが必要である。一人に決めさせるのはリスク、だからこそ議会が必要になる。

 


【研修を受けて】

 個人的には同意できる点も、そうでない点もありましたが、色々と考える良いきっかけになりました。また経験に基づく具体的な事例はとても勉強になりました。

 帰り掛けに講演で紹介された『片山善博の自治体自立塾』を早速購入したので、また内容や私の考えに関しても改めてこの場でも共有できればと思います。

 余談ですが、同じ棚につい10日ほど前に出版されたばかりの自治体財政担当向け新刊書籍が2冊並んでいたので併せて購入しました。鮮度の高い書籍は読書のモチベーションを上げてくれます。片山元知事の書籍と併せて、この機会に職員目線で自治体財政の実務を再確認します。

11700859_910369962367053_3507100907826607226_o.jpg

| 言論・政策 | 18:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kanadahideki.blog.fc2.com/tb.php/346-581bb169

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT