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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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【3月定例議会】一般質問を終えました

 3月19日(火)の一般質問を無事終えることが出来ました。

 一般質問の内容、進め方については各議員とも様々かと思いますが、私のスタンスについて述べさせて頂きます。

 前回の記事でも書かせて頂きましたが、私は政治は何よりも「前に進むもの」でなければならないと考えています。そしてそのためには、主張や政策も町の財政、人員、経済環境等の外部的要因もしっかり踏まえた、ある程度の現実感のあるものでなければならないと思っています。

 一般質問でのやり取りも同様です。

 大津町は事前通告制のため、質問内容は先に行政に伝えてあり、必要に応じて担当者からのヒアリングを受けています。一方で、議員側は当日まで行政が、どのような答弁をするか分かりません。しかし、一回の答弁で質問の内容を満たしていない場合、議員には再質問権があります(大津町の場合には一つの一般質問につき最大3つまで)。いずれにしても、議員はなるべく建設的な内容になるように、分かりやすく、かつ説得力のある発言を心掛ける必要があります。ただ、質問・再質問において、無理難題や自分の持論のみを押し付けて、あるいは一方的な主張を展開しても意味がありません。

 ビジネスでの交渉ごとにおいても、あるいは日常生活においても同様だと思いますが、現実的な「目標」「着地点」(ポジティブな意味での「落としどころ」のようなもの)は、臨む前に明確に意識しなければ結局前には進まないと考えています。もちろん、その着地点は住民の生活に利するものであることが大前提です。よって、日々の議員活動において、住民の方々の声を聞くことはもちろん、行政職員の方ともしっかりと対話し、業務負荷や現状ついてしっかりと情報収集や調査をしておく必要があります。

 今回は事前に行政の担当者の方にヒアリングの時間をもらうとともに(忙しい中、とても真摯に対応して頂きました)、大津町の現状や他の自治体の事例も調査・研究させてもらいましたが、その中で難易度を含め、一定の期限の中で「出来ること」「出来ないこと」が大体見えてきました。

 肌感覚としては、

 ①の一般質問のあり方については、負荷も限定されており担当の方と問題意識も共有出来たので、うまくやればすぐにでも変えられそう。

 ②の行政評価のあり方については、問題意識は共有できたものの、職員全体が関わる案件で負荷も大きく、環境や体制整備も熟慮する必要があるため時間がかかると思われるが、出来ることから少しづつでも変えられそう。

 ③の道路整備優先基準の策定・公開については、行政側にも元々ぼんやりとした構想があり、また担当の方からも「いつかはやらなければならない」という思いが感じ取れたため、一般質問を通して具体化出来そう。


といった状況です。

 一方で、今回の一般質問は、今後「協働によるより良い大津町づくり」を行っていくために「絶対に」改善しなければならないと考えている内容でした(特に一般質問の答弁のあり方について)。よって、そういった行政側の事情も私なりに踏まえながらも、主張すべき事はしっかり主張するという、ぎりぎりのラインで質問・再質問に臨ませて頂きました。

 結果としては、傍聴者、同僚議員の方々等からは「厳しすぎる」という声も、「○○についてはもう少し踏み込んで良かった」という声も、どちらの声も頂きました。ただ、個人的には反省すべき点はいくつかありますが、大体想定通りかつ、期限も明示頂いた上で、前向きな答弁を頂けたと思います。

 繰り返しになりますが、私の目指すのは何より「前に進む政治」です。それには町民の方々の思いを「ぶつけるだけ」、あるいは「言いたいことだけを一方的に主張するだけ」のやり取りでは代弁してもらった方の気は多少は晴れるかもしれませんが、本質的にはやはり不十分であり、質問を通して何を為したいのかの「目的」「着地点」を事前に明確に定めるべきだと思っています。

 私は、議会(議員)は行政に対する監視機能を果たす必要がありますが、広義には「より良い町づくり」を実現するために協働するべき仲間であると考えています。言うは易く行うは難しという言葉もあり、住民・議員側から見るとすぐに出来そうなことでも、行政側で実際に変えようとすれば色々な負荷がかかり難しい部分もあると思います。少しのヒアリングや調査で、私がそれらを完全に理解しているとは全く思いません。

 しかし、住民の方の生活のために行政の方に負荷を呑んでもらわないとならないケースもあると思います。一方で、限られた財源と人的資源等のもと、時期や実施レベル等で住民の方々に一定程度我慢してもらわないケースもあると思います。私はそういったバランス感覚も持ちながら、住民、議会、行政の協働の町づくりを推進していきたいと思います。


【質問および答弁要旨】


1.【一般質問の答弁あり方を問う】
 ①これまでの答弁には「検討する」等の言葉で結んだものも多く見られるが、事前通告制であることを踏まえれば、そのような回答は厳に慎むべきであり、検討に時間を要する場合には結論を出す時期を示すべきではないか。
 ②答弁は公開の場でもある議場で発したものであり、住民に対しても約束したものであると言える。しかし、議会閉会後に検討結果、あるいは取組の進捗・結果が住民に対してはっきりと示されていないものが多くある。答弁内で完結しないものに関しては、次期議会、ホームページ等で順次報告・公開していく事が、行政が住民に対して果たすべき責務ではないか。

答弁要旨⇒
主張内容については、十分理解でき課題として認識している。①は質問内容が多岐に渡るため事前通告制であっても時期の明示は難しい(←内容によっては大まかな時期は示せるはずであり、整理した上で可能なものは大よその目処感だけでも提示してもらえるよう要望)、②は次回議会までに公開する体制を整える



2.【行政評価のあり方を問う】
 ①振興総合計画に基づいて行政評価を行っているが、住民への提示資料(大津町振興総合計画等評価委員会資料)の、行政担当者による所見欄には「単なる外部環境の分析」や「具体性を欠く一般論」に終始しているケースが散見され、更にH23とH24で所見が使い回されている項目も見られる。行政評価の目的は振り返りや住民への報告だけではなく、何よりも広く住民の声も生かしながらPDCAサイクルにて業務改善を図っていくことであると考える。しかし、現状では行政評価の仕組みが形骸化しており、生かしきれていないのではないか。

答弁要旨⇒
主張内容については、十分理解でき課題として認識している。まずは、職員意識の面からPDCAサイクルが機能するように、来期より職員の意識改革のための研修を充実させる(研修費用自体は既に予算計上済みとのこと)。職員自身の振り返りや住民の声を改善に生かすための「体制」や「仕組み」自体の改革は、変更の負荷が大きいため今後もう少し時間をかけた上で整理・検討していく。


3.【道路整備優先基準の策定・公開について問う】
 ①町道の側溝、舗装、歩道の整備等については、住民からの要望が最も多い分野の一つであるが、同時にプロセスの透明化を求める声も多く聞かれる。よって、事業の必要性・緊急性・効率性等により定量的な道路整備優先基準を策定し、決定プロセスや基準・配点結果を公表して、より納得感のある町政運営を行うべきではないか。「協働」意識の高まりもあり、実際にそのような取組みを行う自治体も増えているが、大津町も取り組む考えはないか。

答弁要旨⇒
主張内容については、十分理解でき課題として認識している。受け付けた要望への回答の徹底、点数基準の導入にあたっては課題は多いが、2年を目処に具体的な形に出来るように取り組む。要望一覧や基準に基づく全配点結果の公開についてもあわせて可否・実施方法の検討を進めていく。

| 議会関連 | 03:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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