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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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大津町の学習支援ボランティア

 本年度は中々行けない日が多いのですが、週一回母校でもある大津小学校の放課後学習支援ボランティアへ行っています。
 
 大津町では、朝自習および放課後に希望者への学習支援へ多数のボランティアの方が参画しています。 私が小学生の頃はなかった仕組みですが、子ども達の学力向上はもちろん、地域の方々とのコミュニケーションのきっかけとなる非常に良い取組みだと思います。

 私自身、子ども達に議員として認識されることは少ないのですが、”放課後勉強の人”、”絵本読み聞かせの人”として声を掛けられることが商業施設や飲食店、あるいは活動報告誌を配布している際など、時と場所を選ばずに時折あり、少し緊張感がある一方でやはり嬉しくなります。

 大津町では下校の時間に見守りを呼び掛ける町内放送が流れますが、地域住民との”顔の見える関係”、そしてそこからの年長者とのコミュニケーションは、防犯上はもちろん、子ども達の豊かな心の発達にも寄与するものであると思います。

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【学習支援ボランティアの効果】

 学習支援の話に戻りますが、子ども達の理解のスピードは異なるため、高学年はもちろん低学年でもかなり理解に差が付いている事を肌で感じます。

 私は手が止まっている子を見つけてサポートすることが多いのですが、ただ一つ言えることとして、短い時間でも丁寧に教えてあげれば大抵の児童は理解してくれます。
言うなれば、丁寧な個別サポートが出来さえすれば「勉強が苦手」と思っている児童や少しの躓きがある児童、も比較的簡単に引き上げてあげることができるケースも多いと言えます。
しかし、限られた時間の中で担任だけで全ての子ども達を全ての面において丁寧に指導することは現実的難しいのが現状です。学習支援ボランティアの数も十分とは言えません。

 私自身悩んでいた児童が”理解”してくれた時の充実感は何とも言えず、毎回子ども達と一緒に心のなかでガッツポーズをしています。 そして、それは多くの学習支援の方が共有している感覚だと思います。
 ボランティアは今後増加する「健康な高齢者」がより長く健康に生活してもらうためのライフワークの一つとしても注目されていますが、そうした観点からも子どもたちとのかかわりは非常に有益だと思います。


【まだまだ足りない支援者とその増員策】
 一方で、お誘いしても中々学習支援ボランティアへの一歩を踏み出す人は(少なくとも私の周りでは)、多いとは言えません。 理由としては、忙しいということももちろんあるのですが、それを除けば「教えきれなそう」「分からないことを聞かれたら困る(怖い)」という理由が非常に多いです。

 私自身も気持ちはよく分かるので、例えば不安のある人に対しては、事前に問題と解答・解説を渡しておいたり、あるいは当日ほんの少しだけ早くきてもらって予習できる時間を設けたりすることで、かなりの程度解消できるのではないかと思います。
 また、分野にかかわらずボランティアを続けてもらうには”貢献感”を得てもらうことがとても重要ですが、「しっかりと指導して理解させる力」が付けば、それだけ”貢献感”も高まります。そして、当然ながら支援者の指導力があがれば児童にとっても有益です。
 学習支援のコーディネーターの負担は増えるかもしれませんが、この参画前の「不安感の払拭」と参画時の「貢献感の最大化」を実現できれば学習支援ボランティアの増員を期待できるように思います。

 また、その他にも学習支援ボランティアに興味のある方を対象とした「学習支援ボランティア説明会」あるいは「養成講座」を実施し、「不安の解消」や「スキル向上」、「仲間づくり」等を図ってもらうことも効果的だと思います。言い換えれば、「最初の一歩」を踏み出しやすくする仕組みの構築と言えるでしょうか。

 なお、例えば大津小学校では、「ぐんぐんコース」と「すくすくコース」というように同学年でもコースを分けて指導しているものの、全ての課題を終えてしまい、当日の基準範囲外の問題を説いているケースも時折ありますが、分からない場合は先生をはじめ「教えることでできる人がサポートする体制」を明確にすれば十分対処できると思います。

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【まとめ】
 もちろん、そもそもの部分として、学習支援ボランティアをどの分野でどの程度活用していくか、というような全体像を別途描く必要もありますが、今回の内容を纏めると以下の通りになります。
 
⇒学習で躓いてしまっている児童も少しの時間をかけて丁寧に指導してあげれば理解させてあげることができる

⇒しかし、既存の教職員やボランティアの体制ではまだまだ不足している

⇒ボランティアを増やし、かつ児童の理解を深めるには、既存および潜在的ボランティアの不安感の払拭しつつ貢献感を得てもらうことが必要

⇒コーディネーター等の負担増が前提になってしまうが、支援者への解答・解説の事前提示や”学習支援説明会(養成講座)”による知識・スキル向上を図ることで、ボランティアの獲得と児童の学力向上の両方を実現することができるのではないか



 大津町では多くの学習支援ボランティアの方々が活躍しており、それは非常に素晴らしいことです。

 だからこそ、今後一層良い取組みなってくれればと思います。

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