FC2ブログ

大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

【H27.12月定例会】一般質問の振り返り

 12月定例会での一般質問、および答弁の内容を纏めましたので、以下に掲載します。

 なお、全文章が掲載される議事録は3月の中旬頃に町のHPに掲載される予定です(質問内容の詳細はこちら→リンク①(文化ホール) ⇒リンク②(地域福祉)


1.文化ホールの運営について
【質問】
 文化ホールの運営に関して、住民の負担軽減・サービス向上、および町財政負担軽減の観点から以下の項目における見直しができないかを問う。
① 照明器具使用料の定額化
② オペレーター配置基準の明確化および一部内製化等による費用の抑制
③ 利用団体・住民の住所地の違いによる利用料金・ルールの差別化(主な納税者である町民の優遇)
④ 公益性のある取組み・団体等への利用料減免および同基準の設定・公開

【答弁】
①照明器具使用料の記載は住民が分かりやすい形に見直す。
②オペレーター配置は利用者になるべく負担がかからないような方式を検討し、調整しながら進めていく。
③納税者である町民優遇の必要性も認識しており、町外利用が激減しない程度の料金改定を検討していく。
④町に貢献されている団体には大変感謝している。 また、団体の多くも資金が少なく、利用面でも苦慮されているのではないかと認識している。 公益性の判断には苦慮するところだが、平成29年4月の消費税改正時に使用料の改定も必要となるため、減免規程の見直しも併せて考えていく。


図3



2.介護保険制度改正と地域包括ケアシステムの構築
【質問】
 平成27年4月から順次施行されている改正介護保険法では、①地域包括ケアシステムの構築と、②費用負担の公平化が大きなトピックで、介護保険制度のなかで地域に求められる役割のさらなる増大が見込まれるとともに、自己負担や保険料の見直しが大きな話題となっている。
 地域包括ケアシステムとは、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステムであり、保険者である市町村や都道府県が地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていく必要がある。
以上の背景を踏まえ、次の項目における町の方針と対応を問う。
① 平成28年度に予定する総合事業への移行に向けての状況と課題
② 平成27年度から実施している地域ケア会議の状況
③ 在宅臨界点の引き上げに向けた医療・看護体制面での取組み状況(医師会との連携や訪問看護体制の充実)
④ 支援・介護度の改善実績および向上に向けた取組み
⑤ 特に増加が予測されている認知症患者関連施策の状況および計画
⑥ 健康維持・介護予防運動プログラムの効果検証および所管間連携

【答弁】
①総合事業への移行に関して、介護予防給付のサービスであった介護予防訪問介護と介護予防通所介護が総合事業の中のサービスに移行することになり、全国一律のサービスから市町村独自で実施するサービスへ変わるが、専門的なサービスを必要とする人にはこれまで通り安定した提供ができるように、国が示す基準額を参考に設定する予定であり、菊池郡市4市町で協議を進めている。
課題としては、限られた財源の中で市町村が中心となって、地域の実情に応じて地域の支え合い体制を整備する必要があり、それをどのように構築していくかが今後の大きなテーマであると考えている。

②地域ケア会議に関して、(現場レベルの会議を)毎月1回開催し、これまで194件のケースについて検討を行っている。 会議には、担当の介護支援専門員やサービス事業者のほかに、菊池地域リハビリテーション広域支援センターから理学療法士に参加してもらい、医療的視点から提案や助言を頂いている。
また、地域に共通した課題を浮き彫りにし、その課題解決に向けて社会資源開発を提案することも目的とした地域ケア推進会議という市町村レベルの会議にて検討することとなっているが、大津町ではこの地域ケア推進会議の開催はこれまで実施していなかったので、今年度から社協とともに設立した生活支援サービスの充実に関する研究会で検討を開始し、来年度からは町と社協に加えて関係機関で構成する協議会の中で検討する予定である。

③医療・看護体制面での取り組みに関して、高齢者の在宅療養生活を支えるために医療と介護が連携していくことが必要である。大津町は、昨年度熊本県のモデル事業に採択され、在宅医療に関する相談窓口を開設し、住民の方からの相談に応じ、必要時は訪問活動も行うとともに、関係者を対象とした研修会や住民を対象とした講演会などを開催し、医療と介護の連携についての啓発を図っている。 来年度からは、広域で実施した方が効果的だと思われる一部の事業については、菊池圏域2市2町合同で菊池郡市医師会に委託する方向で調整を進めている。
訪問看護体制に関しては、大津町には訪問看護ステーションが2カ所、菊池圏域ではほかに12カ所のステーションがあり、平成26年度実績で延べ1377名が利用している。 今後、在宅における医療・介護の連携を目指した地域包括ケアシステムを構築していくためには、訪問看護師が不足することが予想され、熊本県では訪問看護師の養成を進められているところである。

④支援・介護度の改善実績及び向上に向けた取り組みに関して、平成26年度中に行われた更新申請時において、変更なし、または介護度が改善された率が68.7%となっている。 要支援・要介護状態になっても、その悪化をできる限り防ぐことが重要であり、ケアプランが高齢者の自立を促す支援内容となっているのかどうかを地域ケア会議において検討を行っているところである。 また、高齢者本人が自分の健康増進や介護予防についての意識を持ち、取り組みを行うことも必要であり、出前講座やミニデイサービス・サロンなどにおいて住民の方への啓発に取り組んでいる。

⑤認知症施策に関して、平成23年度から地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を1名配置し、地域や家族からの認知症関連の相談に応じている。 また、月に1回、もの忘れ相談も実施し、認知機能の低下が疑われる方への早期からの支援を実施している。 特に今年度からは認知症初期集中支援チームを結成し、サポート医とともに、認知症の初期介入に力を入れて取り組んでいくための準備を行っている。 この他、出掛けたまま行方が分からなくなってしまう恐れがある方を家族から事前に登録申請してもらい、地域包括支援センター、役場、警察で情報を共有する安心声かけネットワークや帰り道がわからなくなっている高齢者を地域住民が声をかけて保護するための安心声かけ訓練も実施しているところである。また、認知症サポーター養成も引き続き実施しながら住民の理解を求めていきたいと考えている。

⑥健康維持・介護予防運動プログラムの効果検証及び所管間連携に関して、65歳以上を対象としたものは、いきいき運動教室・口腔栄養教室、フォローアップ教室、買い物リハビリ倶楽部、フットケア教室、3B教室、太極拳教室等を実施している。 3カ月間短期集中のいきいき運動教室や口腔栄養教室については、終了直後の維持改善率は約81%となっている。 3カ月では効果が上がらなかった場合でも、教室への参加が介護予防に努める動議づけとなり、その後のフォローアップ教室への参加や自主的な体操の継続につながれば一定の効果があったものと捉えることができるかとも考えている。
高齢になっても介護状態にならず、少しでも元気で長生きしていくためには、幼少期からの健康づくりへの関心と継続的な取り組みが重要と考えている。 学校での健康教育や体育館、運動公園などでの運動、生涯学習講座における高齢者の参加しやすい健康教室などの開催などが考えられ、それぞれの担当課や社協、地域住民や各種団体などと連携していきたい。
また、効果の研修ができるように、それぞれの事業の成果書についてもきちんと設定して、今後取り組んでいきたい。


【意見】
 ケア会議に関しては、適正化等をメインにやっているということだったが、福祉の課題は、非常に幅広であり、理学療法士、医療機関、社協等の個別主体でそれぞれ考えても解消できない。 だからこそ、現場レベルを超えた登場人物、それぞれの専門家なりが出てきて、共に話し合うことで初めてあるべき姿に少しずつ近づける 。政策形成につながる地域ケア会議を開催しながら、町で大きな絵としてグランデザインを描いた上で、入念に準備してPDCAを回しながら改善を図ることによって、機能する形にしていただきたい。
 認知症に関しては、医療機関との連携というのがあったが、早めに発見して、適切なケアをすることが進行を遅らせるために最も重要なことだと言われている。早めに感知して、適切な治療法や対処法がわかる形を構築することが大事であり、そこで初めて次のステップとして医療機関とのつなぎの話が出てくると考えるので、地域レベルから対策を練っていただきたい。



【政策形成につながる地域ケア会議の必要性】
図1

↓ したがって、次のような体制づくりが必要

図2
参考:兵庫・朝来市発 地域ケア会議サクセスガイド(メディカ出版)

| 議会関連 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kanadahideki.blog.fc2.com/tb.php/367-f5d7e8b2

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT