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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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議会活性化の目的と狙い

 全国の議会において、組織の改革や活性化が叫ばれ、報告会や座談会の実施、議会・委員会のオンライン中継や録画放送、通年議会やモニター制度の導入、あるいは通信簿の発行など様々な取組みが行われています。


【議会活性化の目的と測り方】

 議会活性化の目的としては、主に以下が挙げられるかと思います。

①議会が率先して動いて住民の参画を促すことで、その知恵や力を一層まちづくりに取り入れていくこと(住民の政治参画の推進)

②議会活動自体の質を高め、議会(および構成員たる議員)として、より多くの付加価値を生みだすこと(議員・議会力の向上)


 もちろん、活性化を進めるのであれば、目的、目標、そして指標を定める必要があります。 少なくとも"様々な取組みをやれば良い"というわけではありません。

 個々の取組みによって指標は異なりますが、あくまでも代表的かつ分かりやすい例を挙げると①に関しては、まず傍聴者数や投票率、報告会等への参加住民数、次にパブリックコメントや”町政への提案”の数、最後に実際の地域活動への参画者数などがあります。

 また、②に関しては、一般質問や質疑、議員提案条例等の数、続いて実際に成立した政策数や修正された予算の内容などが挙げられます。


【議会・議員活動の質という観点】
 数値としては見えない定性的な部分であるものの非常に重要なこととして、議員の質疑や一般質問の”質”も挙げられます。 特に一般質問において重要なポイントは、行政執行部側の答弁書作成にも多大な時間を要するため、内容によっては”答弁書を作成する時間で担当業務を行っていたほうが住民のためになる”ということも起こり得るかもしれません。一般質問や質疑の”数”が増えれば議会が活性化したというわけではありません。

 同じく提案等の”質”の観点から、議会内で政策討論会を実施し、『議会政策提言』として行政へ提出している自治体もありますが、議論の場には専門家や当事者の招致がない場合も多いようです。
 個人的な考えとしては、個々の議員が日々の活動や学習によって高い知見を持ち合わせていれば、現場はもちろん理論や数値、あるいは法律等にも基づいた有意義なものになると思いますが、そうでない場合にはこうした場が政策会議ではなく、単なる“アイディア会議”になりがちです。 そして、それを『”議会”提言政策』として受け取る行政側も場合によっては対応に苦慮すると思われ、議会側も確たる認識と配慮が必要であると考えます。


【議会・議員活動の中身と投票行動の合致】
 最後に、個人的には議会の活性化、およびそれを通した個々の議員の能力向上と情報発信によって、何よりも”有権者の投票行動の在り方を変えること”が重要であり、それを踏まえたうえでの活性化メニューづくりが必要だと考えています。
 地方議会において、徹底して全町的かつ大所高所の視点で活動している議員はまだまだ少数派ですが、やはりそこには議員活動の中身と投票行動にギャップがあることも大きく影響しています。 短絡的な利益誘導策等ではなく、“真に住民のためになる取組みがダイレクトに得票に繋がる社会”こそ、より良い政治家、そしてより多くの好政策、好施策を生むものと考えます。

| 言論・政策 | 17:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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