FC2ブログ

大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

求められる「当事者」視点

 先日、先行公開した『新風!』Vol.13のコラムで書いた標題の件について、ご意見をいただいたので、少し補足をしたいと思います。

 まず、コラムを採録すると以下の通りです。

 課題の洗い出しや取組みの計画段階において「当事者」が直接関わることが少ないと感じています。  もちろん、会議においては各担当者が現場で当事者と接することで見聞きした課題や「現場の声」が共有されるはずですが、どうしても”解釈”が入るため、当事者が真に求めるものとのズレが生まれがちです。  結果として、福祉であれ、子育てであれ、地域振興であれ、「もう少しの工夫」が足りなくなります。  確かに企画段階での整理は大変になりますが、各段階で当事者に入ってもらうことでより良い政策や施策が生まれます。

 もちろん、どのような政策課題においても、多様な利害関係者が存在しており、一言で『当事者』と言っても考えや立場、境遇、求めるものは異なります。 そして多様な意見がある一方で、財源が限られている以上は、当然に選択や判断が求められます。

 ただ、表面的に顕在化しているニーズは異なっていても、本質を掘り下げていくと共通していることも良くあります。  また、お金を掛けなければ改善できない部分もあれば、ちょっとした”配慮”や工夫をするだけで各段に良くなるようなケースも多くあります。

 最終的には判断・選択も必要になるのですが、1の事例だけで判断をする場合と100の事例を集めて判断する場合には、後者の方がより『確からしい答え』に近づけるはずです。

 日々多忙な中で業務に終われて「当事者の意見や考えを聞いても大変になるだけで結局は纏まらない」と独善的な決定をすることは、政策形成の過程において少なからず起こっている現実です。

 しかし、『当事者との対話』の是非において、問題となり得るのは「上手く政策や施策として組み立てて適切なアウトプットをできるだけの知識や論理性を現場職員や政治家である議員・首長が持っているか」、あるいは「負荷もある中でどこまで拘って声を集めるかという程度問題」であり、情報を集める姿勢自体は政策・施策の策定における前提です。

 『成果』に拘れば自ずとそうなるはずですが、具体的な政策は前提となる土台の上にズレなく築かれてこそ、より有効なものになります。

| 言論・政策 | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kanadahideki.blog.fc2.com/tb.php/393-b875c7e0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT