FC2ブログ

大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「コミュニティバス」について考える

 町を歩く中、大津を繋ぐ「コミュニティバス」の設置要望の声を色々なところで聞きます。

 平川のおばあちゃんは「車がなくてバスも近くを通ってないから買い物にも中々行けない」と言い、美咲野のおばちゃんは「今は運転出来るから良いけど、年を取って運転出来なくなる事を考えると不安だよ」と言い、また商店街のおじちゃんは「商店街には駐車場が少なすぎるから、町として駐車場を拡充させるか、あるいは気軽に使えるバスを運行させて欲しい」と言っていました。

 コミュニティバスがあれば山間部のおじいちゃんおばあちゃんも気軽に商店街に行って買い物したり、レストランで美味しいものを食べたり出来ます。おじちゃんおばちゃんの将来への不安も解消出来ます。また、そういった人たちが交通手段を得ることでもっと気軽に商店街に行ければ商店街の活性化にも繋がります。

 また、こんな声もありました。

 矢護川のおばあちゃんは「こんな綺麗な自然があるのに中心部の人たちは滅多に見に来ない。もっと来て見て知ってもらいたい」と言い、別のおじいちゃんは「大津には国指定の天然記念物の原生林や素晴らしい滝、自然豊かな散策コースなどもあるのに知らない人が多すぎて残念」と言います。

 そういった地域もコミュニティバスで繋げば、大津に住むみんながもっと自然と親しみながら、いきいきと暮らせるのではないでしょうか。
 例えば、お父さんやお母さんも子供を連れてもっと気軽に自然と親しみに行けます。

 大津は今、市内から阿蘇に向けての「通り過ぎる町」になっている気がします。
 でもそういった大津を繋ぐコミュニティバスを魅力的なコースで走らせる事が出来れば、観光資源の振興にも自然と力が入り、大津を「通り過ぎる町」から「立ち寄る町」にするための一助となるのではないかと思います。
 「立ち寄る町」に出来れば住民としても、もっともっと大津に誇りが持てるし、立ち寄った方がお店やレストランに寄ってくれれば、商店、そして町の財政も潤います。

 しかし、そんな魅力的なコミュニティバスも住民の声があるからと短直に導入を決めることができません。色々と調査・検討すべきところがあるようです。

 少し調べてみたところ、まず導入にはバスや運転手の確保が必要で、導入・運営ともにそれなりの資金が必要になります。

 その他にも「ルート、頻度などについて色々な利害関係者がいるため纏めるのが困難で綿密な調査が必要」「既存のバスやタクシー等との競合(民業圧迫)の問題がある」「活用が進まない場合でも一度始めたら撤退が困難」等の課題があり、安易な導入を行い、失敗している自治体も多いようです。

 でも、「実行するのに課題があるから」とそこで思考をストップしてしまえば現状は何も改善されません。今の地方行政においては、住民の素晴らしい意見やアイディアがあるにも関わらず、手のかかることについては「課題の粗探しをして、十分な検討もせずに却下している」ケースも散見されます。

 でもそれが「あるべき姿」なのか私は疑問です。

 課題があり、特に多くの方が改善を望むことについては、導入に向けての調査・分析・検討を十分に行ったうえで方策を決定すべきです。費用、効果、他の市区町村の事例などをきちんと分析・研究すれば実は課題はそれほど労せずに解消出来るかもしれません。あるいは別の方法でもって同様の課題を解消出来る方法が見つかるかもしれません。

 そこに多くの「住民の声」がある以上、体系だった手法で改善策を考えていくのが、行政の「あるべき姿」だと私は思います。

 住民の声をきちんと受止めて「具体的な政策として形にする」そういった「仕組み」が今の大津町にはもっと必要だと私は思います。

| 言論・政策 | 12:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kanadahideki.blog.fc2.com/tb.php/4-b3205055

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT