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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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震災関連の議論は特に散乱しがち

 様々な震災関連の会議や話し合いに参加してきましたが、こうした”誰にとっても身近なテーマ”の議論においては特に、それぞれが各自の経験や立場、あるいは視座・視野・視点に基づいて話を進めるため、中々議論が深まりません。

【震災関連の議論は特に散乱しがち】
 例えば、A氏は「町全体の復興」について語り、B氏は「被災者の生活再建」について語り、C氏は「防災・減災」について語り、といった具合でさらに各々が情報や考えを伝えることに躍起になるあまり、他社の話を聞くことがおざなりになり、建設的な議論構築も着地点もないまま、ということが良く起こります。

 もちろん、情報の収集のみを目的としたブレスト的な場であれば問題は少ないのですが、そうでないケースにおいても同じような事象が発生しています。

 上記3つのテーマに加え、震災に関しては、「自助(家庭)」「共助(地域)」「公助(役所)」、さらには「震災前(家具固定や耐震強化など)」「震災直後(避難所・非常食など)」「震災一定期間後(罹災証明など)」などの話が入り乱れます。


【課題の分類が必要】

 今後、町(役場)でも防災計画の見直しや復興計画の策定などの取組みを進める必要があるなかで、まずはこれらの課題やテーマをしっかりと整理して進めていくことが肝要であると考えています。

 改善策としては、例えば会議や集会であれば震災関連の内容にかかわらず、個々の論理思考を鍛えることは当然として、ホワイトボードミーティングの導入や経験・スキルのある方にファシリテーターに加わってもらうなどの手法があります。

 また庁内・課内の話であればロジックツリーを活用しながら一覧化する必要があると考えており、以下のようなリストを先に作成して、一つひとつのテーマごとに整理をしながら進めていくことは最低限必要な準備です。

震災復興カテゴライズ
※あくまでも分け方の一例であり、参加者の層や目的によって分類方法は異なります。 さらに下の階層では「自助」・「共助」・「公助」、具体的な計画に落とす際には「短期」・「中期」・「長期」といった分け方もしていく必要もあります。

 この整理をしておかないと、「被災者の生活再建」について話すべき場で延々と避難所運営の話が続いたり、一人ひとりの生活というミクロの視点ではなく「町全体の復興」の話などが入り混じり、議論が積み上がりません。

 また、例えば「雇用」の課題について検討する場合も、「復興(町全体としての雇用拡大)」と、「被災者生活再建(再就職・個人事業等の再建)」の視点で見た場合には、視点も検討すべき施策レベルも異なります。 


【ビジネスフレームワーク・マーケティング手法の導入】

 民間ビジネスに限らず、行政も課題を細分化し、漏れなくダブりなくMECEに考え整理することが基本になります。

 ただ、人事交流の少なさや市場の競争原理が働かないことが一因かもしれませんが、行政においてはこうしたビジネスフレームワークはあまり用いられないように思います。

 議員就任以来一貫して取り組んでいますが、私にだからできることとして、ビジネスの現場で培ってきたフレームワークやマーケティング手法等を行政の場に取り入れることで、業務の効率化と品質向上の同時実現を図りたいと考えています。

 そうして相互に補完し合い行政に馴染む形での民間ノウハウの導入・改善を進めることでシナジーを発揮し、町の一層の発展と住民生活の向上を実現することも期しているところです。

| 言論・政策 | 23:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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