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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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【復興支援から見えるモノ と その先に見据えるべきモノ】

 表題の件について、本来はもう少し時期を見てブログを更新しようと思っていたのですが、8/9付の熊日新聞記事(キズナ求めて「カセスル熊本」)でちょっぴり触れられてしまったので、このタイミングでもう少しだけ詳しく書いてみたいと思います。


【復興の"過程"を大切にしなければならない】
 『創造的復興』 という言葉がよく使われますが、復興は一足飛びに成し遂げられるものではなく、『復興』と「被災者の暮らしの再建」においては、”過程”がとても大切だと考えています。 

 大津町も庁舎を含む公共施設や道路なども被災しているため、それらを復旧・復興していくとともに『被災前より良い形で創造していく』という事はもちろん大事ですが、復興の過程には『被災者の日々の生活がある』という視点を欠かすことはできません。  

 『創造的復興』ばかりが先行し、その過程で子供達から高齢者まで、いつまでも大きな傷を抱えるような事になれば、町の”カタチ”が物質的に復旧したとしても、「復興を果たすことができた」とは、言えないのではないかと私は思います。


【多様な主体による"重層的"な支援】
 我々『カセスル熊本』の活動がそうであるように、被災者の生活支援活動としては仮設団地での取組みが中心になっています。 

 この際に、人的資源の制約から支援対象によって濃淡が出る事は避けられない部分もあるのですが、「〇〇に支援が行き届いてない中で、△△にだけ支援をするわけにはいかない」という考え方ではなく、各個人・団体がやるべき事を重層的に行っていくことが望ましいと個人的には考えています。 

 もちろん、支援から抜け落ちている層があるのであれば改善すべきです。 現場で活動している実感としても簡単に解消できる課題ではありませんが、団体間の情報交換や連携を行うことで、全体図としての支援の体系・手法もより成熟していくことが少なからず期待できます。


【支援から見えるモノ と その先に見据えるべきモノ】
 住み慣れた地域から避難中の方の多くはやがて郷里に戻られます

 あるいは故郷に戻らない選択をしたとしても、『その地でどのように住み暮らしていくか』という現実があります。

 その際、【復興と生活再建の先】に、『各集落において、どのような環境が必要か』ということは大切な視点です。 

 一方で、各集落の一つひとつに目を向けると、被災の有無にかかわらず、住み慣れた地域であっても仮設住宅での生活者と同じように、孤立している高齢者や生活困窮者、社会的な弱者の方は大勢いらっしゃいます。 

 『新風』の配布などを通して、一歩一歩町を歩き、多くの方とお話をするとそうした事が具体的現状、危機感として本当によく見えてきます。 大津町は町全体では人口も増加傾向にあり、子育て世代も増えていますが、集落の一つひとつに目を向ければ少子化、高齢化、過疎化などが進み、本格的に在り方を考えるべき時期がきています。

 ただ、『数が多すぎて地域も広すぎる』という前提もあるのでしょうが、中々スポットが当てられていない、あるいは十分な支援が進んでいない現状があります。

 しかしながら、【日々困難があるという現実は被災者の方と同様】であるとともに、繰り返しますが、【被災者の方々もやがては郷里に戻り、そこで生活していかなければならない】ことになります。

 被災とは別の文脈での『集落生活支援』はまだまだ本格していない部分が多くありますが、町にしても、社協にしても、個人や団体にしても、仮設団地への支援活動やコミュニティ形成の活動を通して、手法や枠組み、理念においては一定の積み重ねができているように思います。

 そうした現況を鑑み、先々のビジョンとしては、仮設団地での支援等を通して培った様々なノウハウや枠組み、そして支援の人的広がりを地域で生かしていくことが、全ての住民生活を維持向上させていくために必要な視点・取組みであると、そのように思案しています。


【関連リンク】
【カセスル熊本】ホームページ 
復興Project大津「カセスル熊本」吉田知司、金田英樹インタビュー

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