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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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一般質問との向き合い方

 現在、町政報告誌「新風!」のVol.19を鋭意制作中です。

 今号はまとめ方が難しく中々思うように筆が進まないのですが、今週中には印刷工程に回して、10月の上旬からは配布を始める予定です。

 標題にある「一般質問」ついて、議会改革で有名な北海道の栗山町議会のHPから引用すると、次のように定義されています。

 『一般質問は、議員が町の行政全般にわたって、執行機関に疑問点を質し、所信の表明を求めるものです。質問を行う目的は、ただ単に執行機関の所信を質したり、事実関係を明らかにするだけではありません。所信を質すことによって、執行機関の政治姿勢や政治責任を明らかにし、結果として、現行の政策を変更、是正させ、あるいは新規の政策を採用させるなどの効果があります。】


 具体的に、大津町の場合は年4回の定例会において、各議員が1時間の持ち時間のなかで、町長や教育長に対する、質疑や政策提案をすることができます。 一般質問の内容(テーマ)は、子育て、福祉、農工商業から環境衛生まで、町政に関わりのあることであれば大抵認められますが、『質問内容を事前に役場執行部へ伝える』、『一つの質問に対する再質問は2回まで』などのルールが定められています。 


 質問の種類は議員によって異なりますが、私は以下の3つの属性に大別しています。


①質問
 町政における疑問点を問い、答弁を求めるものです。 「単なる疑問であれば、個別に確認すれば済むので必要ない」と言う方もおられますが、多くの住民が腑に落ちていないこと等は、あえてパブリックな場で考えや意図を明らかにするのも大切なことだと私は考えています。

②計画・方向性の提案
 例えば、「子育て支援に一層力を入れるべき」、「待機児童を解消すべき」、「防災教育に力を入れるべき」、あるいは、今回の私の一般質問では、A「“高齢者の高齢化”や“集落単位での過疎・高齢化”に備えるべき」B「ふるさと納税に力を入れるべき」という段階までのものです。 例えば、予算配分などの具体的な数値に基づいた提案、あるいは「支援や政策の谷間」、「将来の危険に対する備えの明らかな不足」などが存在する場合には、大きな意味を持つと考えています。

③戦略・戦術提案

 ②からもう一歩踏み込んだ「具体的な手法」の提案です。 前述のを例に取れば、「高齢者、後期高齢者という区分ではなく、5歳刻みでより緻密な推移分析を行ったうえで対策を考えるべき」、「モデル地区を設定し、集落別の個別戦略を住民とともに策定して備えるべき」、で言えば「民間のマーケティング戦略に基づいて、具体的に〇〇や△△の取り組みを行うべき」という属性のものです。


 どの切り口も、もちろん大切なのですが、私は③の観点を最も大切にしています。 これまでも何度も指摘した点ですが、日々現場で住民と接し、様々な課題の前線で仕事に向き合っている職員の多くは「やるべきこと」は、かなりクリアに見えています。

 ただ、日々の仕事に追われるなかで、どっしりと大きな課題に向き合い、調査・分析し、「具体的な解消法(HOW)」を検討・実施する時間的・精神的な余力が足りていない、というのが実際のところで、「〇〇のテーマに力を入れるべき」という話だけをしても、中々発展的な話にはなりません。

 だからこそ、我々政治家は調査・研究に基づく、『具体的かつ実現可能な手法(=政策)』を提案していかなければならないと考えています。

 どの属性の一般質問が良いとは一概に言えないのですが、見知った議員が「どのようなテーマの一般質問をしているか」、だけではなく、「どのような属性の一般質問をしているか」を合わせて確認することで、また違った見え方がするのではないかと思います。

| 言論・政策 | 23:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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