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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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【H29.9月定例会】一般質問の振り返り

 9月定例会での一般質問、および答弁の内容を纏めましたので、以下に掲載します。

 なお、全文章が掲載される議事録は12月の中旬頃に町のHPに掲載される予定です(質問内容の詳細はこちら→リンク


【一般質問通告内容】【質問】
1.ふるさと納税振興に向けての総合戦略
 ふるさと納税の返礼品競争に歯止めをかけるため、本年4月に総務省は返礼品の仕入れ価格(返礼率)を寄付額の3割以下に抑え、資産性の高い品物や商品券などは自粛することを自治体へ要請した。 結果、多くの自治体で返礼内容の見直しが進み、寄付総額は減少傾向にある。 一方で、8月3日に着任した野田総務大臣は返礼品を柔軟に認める考えも示唆したが、極端な事例には懸念を示すとともに「地域の自主財源確保」、需要創出による「地域振興」、「寄付文化の醸成」等の効果に目を向けて着手していきたいと述べている。
 これまでは返礼率の高い自治体に寄付も集中しがちであったが、今後は如何に返礼品自体の魅力や、寄付者の興味・共感を得るための発信力・アイディアを高めていくか、あるいはどういった層に強くアピールしていくか等の行政マーケティング戦略の中身が一層重要となる。

①返礼品の充実化(寄付額に応じた段階的な返礼品設定 等)
②情報発信と受け皿
 ア.多様な情報発信チャネルと簡便な寄付手続き
 イ.本町に縁のある層への訴求
③「寄付金の使い方(用途指定)」のメニュー充実化
④寄付者と自治体・事業者の継続的な結びつきづくり
⑤事業者の連携とサポート(事業者間・行政と事業者)
⑥企業版ふるさと納税

【答弁】
 ふるさと納税に関しては、まだまだ取り組みが足りないと思っている。
ふるさと納税は、寄附金を集めるだけでなく、大津町を県内外にPRするための有効な手段でもある。今後は返礼品の充実を図り、使い方に町の個性を反映させることで、多くの方から大津町へ寄付をいただけるよう議員の提案を参考に、制度の充実に努めたい。 

①これまで返礼品は4種類だったが、昨年広報で募集して18種類を設定した。また、本年も納税額に応じた階層を設定し、メニューを24種類に増やした。今後も内容の充実を図るとともに、他の自治体の例を参考に、アイディアと工夫により多様な取り組みに努めていきたい。

②情報発信と受け皿について、今年7月の都市対抗野球の際に配布した大津町のパンフレットの中で、ふるさと納税の返礼品等を掲載し、PRを行なった。今後も県外におられる大津町出身の方に、様々なイベントを通して、積極的にPRをしていきたい。

③寄附金の使い方について、今後はより具体的な事業に重点を置いたメニューの充実化を図り、寄付をされる方が応援したくなるような取り組みをPRしていきたい。

④寄付者と自治体・事業者の継続的な結びつきづくりについて、まずは返礼品を通した結びつきづくりで、返礼品の種類を充実させ、寄付をされる方にお気に入りの商品を見つけていただき、商品のリピーターとなっていただくことで継続性を図りたい。 次に、寄附金の使い方を通した結びつきづくりで、使い方を充実させ、大津町を応援していただく気持ちになってもらうことで、町との継続的なつながりをつくっていきたい。そのためにも、寄附金の使い方に町の個性や寄付をされる方の興味が持てるような内容を反映させていきたい。

⑤事業者との連携とサポートについて、ふるさと納税の受け付けから返礼品発送までの管理を業務委託する準備を進めている。今までは返礼品の発送の手間を各事業者にお願いしていたが、今後は発送の手間を簡略し負担を軽減することができる。また、新しい返礼品を登録する際には、委託業者から発送する商品のチェックや発送までのレクチャー等も行っており、今後も引き続き事業者へのサポートを行なっていきたい。事業者との連携については、町商工会や観光協会とも協力しながら、ふるさと納税の説明会を開くなど、制度と情報の周知・共有を図っていきたい。

⑥ 企業版ふるさと納税については、企業版ふるさと納税の活用は実施していない。企業連絡協議会等とも相談しながら、今後の全国や県内の状況を見据えつつ検討を進めていきたい。


ふるさと納税比較




2.大津町における超高齢社会への備え

 日本全体の人口減少が進むなか、人口の約5%を占める「団塊の世代」が75歳(後期高齢者)を迎えるのが2025年。2040年には「団塊ジュニア世代」が65歳以上になり高齢者人口はピークを迎え、この間、生産年齢人口も減少を続けると推計されている
 さらに、この時期の”高齢者”の年齢構成を詳しく見ると、75歳以上の後期高齢者の比率は大きく向上し、高齢者夫婦・独居の世帯も大幅に増えると予測される。介護施設・担い手が不足するなかで、国は『住み慣れた地域で最期のときを迎えられるよう、地域の協力を得て暮らし続けられる社会づくり(地域包括ケア)』を目指しているが、「病院や施設」から「在宅医療・在宅介護」への移行も、現実的に家族の支えなしの高齢単身世帯では難しい。
 一方で本町では、人口は増加しているが、問題は『集落単位で見れば、多くで過疎・高齢化が進展する』、『人口増加率を大きく超える割合で、高齢化率および高齢者の実数が激増する』ことであり、安穏としてはいられない。 高齢者や支える家族が安心して住み暮らせる地域を創るために、現状を正しく捉え、緻密に計画し備えていかなければならない。

①過疎・高齢化地域における集落の在り方(個別地域戦略の策定)
②緻密な年代・状況別人口推計と受け皿(施設・サービスの必要量と確保)
 ア.全体予測
 イ. 高齢者(夫婦・単身)世帯数予測とそのケア
 ウ.軽度認知障害(MCI)を含む認知症患者数予測とそのケア
③介護・福祉、地域の担い手確保


【答弁】
 過疎・高齢化地域に住む方が生き生きと暮らし、健康寿命を延ばす観点から、買い物、医療を受けるための通院、移動手段の確保、そして公民館などに集い、体操などの介護予防を行ないながら、お互いを見守ることができる環境を整えることが必要である。
 高齢者夫婦や独居世帯も、うつや認知症も増加を続けることが見込まれ、施設の整備を検討するとともに、実施中の事業についても、量を増やし、やり方を再構築するなどの対策が必要だと考えている。

①地域によって高齢化率は大きく異なる。 健康寿命の延伸から集落のあり方を検討すると、交通面も含めた買い物、医療、集いの場での交流の3点は必要不可欠で、まずはこの3点に取り組まなければならない。 集いの場での交流については、地区の公民館における週1回の住民主体の集いを大津町の全地区で開催し、介護予防と閉じこもり防止にアプローチする事業を実施したい。今年度は3地区をモデルとし、2025年までに全ての地区で週1回の集いの場が開催されることを目途に実施していきたい。

行政区別高齢化率(201710)


②(ア)年代・状況別人口推計とその受け皿、いわゆる施設・サービスの必要量、その確保について、大津町の人口を2040年まで推計すると、現在7,232名の高齢者数は、2040年には1万人弱まで増加する見込みである。 年齢別で見ると、2022年から前期高齢者よりも後期高齢者が多い状況が2040年まで継続すると見込んでいる。これまでにない厳しい状況になることが、大津町としては予測ができている。

(イ)高齢者世帯の推移を見ると、平成22年では高齢者夫婦のみの世帯と独居世帯はあわせて1,681世帯、これが平成27年に2,119世帯に増加している。特に独居世帯の割合が増加しており、平成27年には1.200世帯であった。特に配慮が必要な85歳以上の方の独居世帯が218世帯あり、今後も増加するものと思われる。

(ウ)現在の認知症高齢者の状況を推計したところ、2016年において認知症に対する支援が必要である高齢者は929人。専門的な支援までは必要ないものの認知症のリスクがあり予防に取り組む必要がある高齢者が1,211人、合計で2,140人と見込んでいる。高齢者全体の約30%である。 同じ割合で増加すると仮定して単純推計をすると、2025年では認知症に対する支援が必要である高齢者が1,054人、リスクがある高齢者が1,378人で、合計2,432人になると思われる。

③介護・福祉、地域の担い手確保について、大津町においても介護職員を確保することに困難さを感じておられる施設等が多くある。熊本県では、2025年には介護職員が約1,500人不足すると見込まれており、平成27年から平成31年までの5カ年間で約3,000人の介護職員の増加を目標に各種事業を実施している。町としても、県の事業へのできるだけ多くの事業者が申し込みをされて、介護職員の方が新たに生まれるように周知を行なっていきたい。  また、介護職員初任者研修を実施している事業所と協力して、介護職員を増やすことに取り組みたい。  地域の担い手の確保については、介護予防ボランティアが各地区にいる状態にできるよう養成を増やし、また、その介護予防ボランティアが地域の通いの場等で体操などをリーダーとして活躍できるような後方支援も行っていきたい。


高齢化率推移(201710)

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