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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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【2018年9月定例会】一般質問内容詳細の事前公開

 今回も一般質問詳細(読み原稿@暫定版)を事前公開します。

 なお、事前公開の意図は、

①質問に先立ってより多くの声を集めたい
②傍聴者の方に事前に詳細な内容を提供することでより理解を深めていただきたい
③執行部とより噛み合った議論を交わしたい


 などです。

【一般質問通告内容】
1.昭和園の再整備による町の魅力向上
 昭和園は好立地に4haを超える広大な敷地を有し、つつじ祭の時期には大いに賑わうが、平時における「公共的な憩いの場」としてのポテンシャルを十分に発揮できていない。 一方で、高齢者も子ども(子育て世代)も増加している本町においては、大規模公園の持つ休養・休息や余暇活動、運動、地域のコミュニティ活動等によりもたらされる利用効果の重要性は益々増していく。 
 トイレや遊具、生い茂る草木、限られた駐車場など改善すべき個別課題は複数あるが、まずは施設の位置付けや在り方を整理し、ゾーニングやメンテナンス、初期投資・維持管理コストまでを含めた現実的かつ抜本的な再整備計画を策定したうえで、段階的に再整備していく考えはないかを問う。

①町全体から見た位置づけと求められる役割
②ハードの改修・更新(トイレ・複合遊具・看板・ベンチ及びテーブル、東屋)
③ハードの新設・拡充(防犯カメラと公園灯・自動販売機・駐車場)
④つつじ・高木の部分的伐採(死角やデッドスペース、採光面での改善と維持管理コストの抑制)
⑤イベントでの利活用促進
⑥市民参加型の再整備計画策定


2.全町的視点から見た「スポーツの森駅」新設の意義

 これまで通称「スポーツの森駅」新設に関する議論は幾度となくなされているが、「スポーツの森へのアクセス向上・利用促進」、「公共交通面での利便性向上」、あるいは「数百メートル圏内の近郊エリアの発展」という枠内での議論が中心であったように思う。結果、主に費用対効果の問題から具体的な計画策定や実現には至っていない。
 しかし駅新設によって、近隣の発展はもちろん「肥後大津駅が東端として認識されている”市街化エリアの意識上の境界線”」がスポーツの森付近まで伸びることで「両駅間の全エリア」の魅力までを高めることができ、さらに近接する吹田団地や内牧・外牧方面、南北の道路で繋がっている北部の東側地域にも恩恵が見込まれ、投資以上の効果があると考える。 また、「創造的復興」や「熊本空港への豊肥本線の延伸・分岐」などが議論されるなかで、今こそ空間的にも時間的にもより広い視点での先を見据えた具体的な検討が必要である。

①「近郊エリア開発(発展)」の観点
②「両駅間エリアの魅力向上」の観点 
③「東部・北部の魅力・利便性向上(過疎抑制)」の観点
④「スポーツの森による経済効果創出」の観点
⑤「空港へのモノレールや豊肥本線延伸などの動きに先んじる」観点


【一般質問詳細】
 今回は通告書に記載の通り、いわゆる「都市計画」に関する2項目について伺います。

 さて、エリアマネジメントや公共施設整備に当たって、念頭に置くべきことは多数ありますが、日常性、波及性、継続性の3点は必ず踏まえる必要があると言われています。

 質問をするうえで前提となる考えですので少し説明させていただきます。

 まず、1点目の【日常性】に関して、特殊な行事・イベントを必要以上に想定するのではなく、何よりも日常、平時の活用を第一に据えたうえで計画を創る必要があります。
実際に、「〇〇の時にも活用できるように」という類の話がいくつも出て、「365日中、年数回のイベントのために日常時の有用性が低下する」、あるいは「予算が膨らむ」ことが起こりがちです。

 次に、2点目の【波及性】に関して、施設整備に当たっては当該施設だけに目を向けるのではなく、全町的な視点で施設を位置づけたうえで必要な中身を考える、つまり、広域から局地を捉える必要があります。
施設自体の利用効果を高めることは当然として、町全体の「賑わい」や「経済効果」を創出するために、人の流れを生む動線を踏まえた計画が必要です。

 次に、3点目の【継続性】に関して、施設やエリア整備にあたっては初期投資だけではなく維持管理に要する費用を踏まえる必要があります。
 例えば、管理者を置くのであれば人件費は当然として、経年劣化による補修も、木々の選定などの定期的なメンテナンスも必要になります。
そうした中長期的なコストや「展望」を持つこと、そして必要に応じた「見直し」の視点が必要です。


 以上を踏まえ、まずは1つ目の「昭和園」に関する質問に入ります。

 昭和園は好立地に4haを超える広大な敷地を有し、つつじ祭の時期には大いに賑わいます。 しかしながら、その他の期間においては、テニスコートやグラウンドゴルフコートとしての利活用は一定数あるものの、「公共的な憩いの場」としての公園利用は少なく、ポテンシャルを十分に発揮できていないと感じています。

 実際に、昭和園の現状に目をやると、老朽化して更に一部は使用不能なトイレ、旧式の遊具、視界を大きく遮るほどに生い茂る草木、限られた駐車場など最低限改善すべき個別課題は複数あります。

 一般質問に先立ち、住民の方にヒアリングを行ったところ、利用者の方からは主にトイレに関する苦言や、夜間の照明の暗さが多く挙げられました。 また、数年以上訪れていない方からは、「雰囲気が暗くて怖い」、「そもそも何があるか分からない」というような意見が多く聞かれました。

 いずれも、私自身が入念に歩いて回って感じた印象とほぼ同じです。また、訪れた際は猛暑続きの時期ということもありますが、日と時間を改めて4度訪問したものの、テニスとグラウンドゴルフのプレイヤー、および駐車場で休憩されている方を除くと、出会ったのは運動を兼ねてご夫婦で散歩をしている様子の2人のみでした。

 当該公園には、剪定や消毒などの草木管理で約900万、トイレなどの清掃で約150万の合計で、年間1000万円以上の維持管理費用が掛かっていることも踏まえれば、なお一層有効活用の必要性を感じます。

 再整備に必要な予算は、改修レベルによって大きく異なってきますが、まずは施設の位置付けや在り方を整理し、敷地を児童エリアや運動エリアなどに分けるゾーニング案や初期投資・維持管理費用を盛り込んだ現実的かつ抜本的な再整備計画を策定したうえで、段階的に再整備する考えはないかを次の6つの観点から伺います。

 1点目。「主要な施策の成果」の今後の方針を見ると「昭和園から大松山公園までのルートを整備し、観光客が立ち寄れるようにする必要がある」との記載もありますが、その点も含めて町全体から見た昭和園の「現在の位置づけ」と「求められる役割」について伺います。

 2点目は、老朽化した施設・物品のリニューアルの観点です。具体的にトイレ、複合遊具、施設案内看板、ベンチ及びテーブル、東屋を挙げていますが、ハードの改修・更新についての考えを伺います。

 3点目は、防犯および心理的安全面を考慮した防犯カメラと公園灯の設置、利便性の向上と収益確保を意図した自動販売機の設置、敷地面積に対して少ない駐車場などのハードの新設・拡充についての考えを伺います。

 4点目は、死角やデッドスペース、採光面での改善、および維持管理コストの抑制を意図した「つつじ・高木の部分的伐採」についての考えを伺います。

 5点目は、イベントでの利活用促進についての考えを伺います。 こちらは、つつじ祭りで実施しているようなステージイベントや青空教室などを思い浮かべていただければと思います。 どのような場にするかの「あり方」の整理が前提となりますが、要綱を定めて文化ホールや中央公園のように住民が気軽に借りることができるようにして門戸を開くことで、平時の利用者増にも繋がりや賑わいが生まれると考えています。

 6点目は、市民参加型の再整備計画策定についての考えを伺います。 そもそも再整備計画を策定するかの問題が先にありますが、策定するのであれば住民参画が不可欠だと考えています。
住民の声を聴きながら進めることで、ニーズのズレが抑制できるとともに愛着が湧くことで完成後の利活用も進みます。また、地域住民主体で維持管理を行う公園も増えていますが、それも参画段階からの協働があってこそです。

 以上6点になりますが、高齢者も子育て世代も増加している本町においては、大規模公園の持つ休養・休息や余暇活動、運動、地域のコミュニティ活動等によりもたらされる利用効果の重要性は益々増していくものと考えられます。 

そうした点も踏まえ、町長の答弁を求めます。


 続いて2つ目の「スポーツの森駅」に関する質問へ移ります。


 これまで「スポーツの森」周辺への駅新設に関する議論は、多様な視点から幾度となくなされています。 

 今回の質問に先立ち過去の議会議事録を確認し、各担当課の方ともお話をさせていただきましたが、主に「スポーツの森へのアクセス向上・利用促進」、「公共交通面での利便性向上」、あるいは「数百メートル圏内の近郊エリアの発展」という視点での議論がなされています。

 結果、もちろんそれ以外にも様々な要素はありますが、主に「費用対効果」の問題から具体的な計画策定や実現には至っていないというのが私の現状認識です。

 確かに、先に述べた「スポーツの森へのアクセス向上」や「近隣のエリア開発」の延長線上で考えれば初期投資で数億円、やり方にもよるものの「毎年数百万円から一千万を超えるであろう維持管理費は費用対効果として収支が合わない」という結論には、私も同意するところです。

 したがって、今回は視点を変えて中長期的な時間軸で、かつ空間としても全町的に見たうえでの「スポーツの森駅」の意義について意見を交わしたいと考えております。

 まず大枠をお伝えすると、全町的に捉えた場合、駅新設によって近隣エリアの発展はもちろん「肥後大津駅が東端として認識されている”市街化エリアの意識上の境界線”」がスポーツの森付近まで伸びることで「両駅間の全エリア」の魅力までを高めることができると考えています。 さらに、近接する吹田団地や内牧・外牧方面、南北の道路で繋がっている北部の東側地域などにも恩恵が見込まれると考えています。

 また、「創造的復興」や「熊本空港への豊肥本線の延伸・分岐」などが議論されるなかで、今こそ空間的にも時間的にもより広い視点での先を見据えた具体的な検討が必要だというのが私の現況認識です。

 以上を踏まえ、当該駅の意義を5つの観点から問います。

 1点目は「近郊エリア開発(発展)」の観点です。こちらはこれまでも多く議論されてきた点ですが、新駅によって森区や大林区、引水区などは直接的な発展が見込めると考えています。もちろん、「先にエリア開発イメージを描いたうえで開発を主導、あるいは誘導する」という発想が必要です。

 2点目は「両駅間エリアの魅力向上」の観点です。
 都市の発展モデルとしては、一般的に、ある場所に駅が新設された場合、当初は周辺の開発が進みます。そして、次の段階として既存駅と新設開発エリアの間を埋めるようにアメーバー状に都市が広がっていきます。
 さらに、先ほど「意識の境界線」の話をしました。 町内不動産会社の方にもヒアリングさせていただきましたが入居や用地購入を決める際、この「土地へのイメージ」というものは我々が考えているよりも大きいようです。 
 若年層の移住傾向として、阿蘇の方は大津へ、大津の方は菊陽へ、菊陽の方は熊本市へというのが大きな流れがあるそうですが、「肥後大津駅よりも阿蘇側」と比較して「スポーツの森駅をはじめとした新興開発エリアよりも熊本市側」の方が、立地は全く同じでも若年層は魅力的に感じるというのは、私も直感的に理解できます。
 もちろん開発レベルなどにも依存しますが、新駅の開発は両駅間エリアの魅力向上に繋がり、それは不規則に広がるスプロール状の開発抑制にも寄与すると考えています。

 3点目が「東部・北部の魅力・利便性向上(過疎抑制)」の観点です。スポーツの森駅が新設されるとともに周辺に飲食店などもできることで、人口減少傾向にある内牧・外牧区までの生活利便性の向上、ひいては過疎の抑制にも繋がると考えています。 また、北部においては、吹田団地はもちろん高尾野地区や真木地区などへも一定の恩恵があるものと考えています。

 4点目は切り口が大きく異なりますが、「スポーツの森による経済効果創出」の観点です。現在スポーツの森は多くの方に利用されていますが、宿泊者を除き、飲食などによる経済消費は極めて限定的だと考えています。その理由の一つには徒歩圏内に飲食店や商業施設などがないことが挙げられます。コンビニが一か所ありますが、大会などの開始後にわざわざ歩いて行く方は極めて少ない状況です。 
 駅の新設と合わせた飲食店や商業施設を織り込んだ開発計画によって、施設を利用する方が試合の前後や合間、あるいは随行者が送迎前後や待ち時間に楽しみながら消費活動を行える環境を構築することで、町の雇用や税収増、さらに周辺住民や利用者の利便性向上も図ることができると考えています。 近隣に中九州横断道路のインターが建設されることも踏まえるべき要因です。

 5点目は「空港へのモノレールや豊肥本線延伸などの動きに先んじる」観点です。御承知の通り、蒲島知事は昨年12月の県議会において空港へのアクセス向上に向けた「熊本空港連絡鉄道」の検討を再開する旨の答弁をされています。
 県は鉄道によるアクセス改善について3案、①豊肥本線から分岐して空港まで延伸、②モノレールを熊本市の中心部から空港まで建設、③熊本市電(路面電車)の延伸、を比較検討しています。個人的には、諸々の条件を踏まえると今回の再検討も豊肥本線の分岐延伸案を基本に進められているのではないかと考えています。
 その前提に立てば前回検討の俎上に載っている三里木駅からの延伸は有力な案の一つであり、仮にそうなれば本町にとっては宿泊・観光、利便性等の面で様々な不利益が生じます。
 スポーツの森駅の新設が直接的に、このような動向に対するアクションになるとは言いませんが、こうした広域的、中長期的な動きも織り込んだうえで多様な観点から検討を行うべきだと考えています。

 以上を踏まえ、町長の答弁を求めます。

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