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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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JR分岐・延伸の三里木ルートでの基本合意を受けて

 本日(2/21)の県議会において蒲島知事は、熊本市中心部と熊本空港間のアクセス改善について、JR九州と基本的方向性を合意したと述べました。


合意内容と今後の予測
 合意内容では、ルートは県民総合運動公園を経由する三里木駅から分岐延伸。空港アクセス鉄道の総事業費の約380億円のうち、整備費の3分の1を上限にJR九州が負担し、運行はJR九州へ委託する内容です。 

 なお、この空港アクセス鉄道の列車は「豊肥本線には乗り入れない」、ということで今ところは既存路線の減少に繋がらない見込みです。 しかしながら、「特段の事由により、豊肥本線への乗入れを検討する場合は、負担等の一切を熊本県が負う」という説明もあり、不安も残ります。

 具体的な時期については触れられませんでしたが、これまでの報道などからすると、「新しい空港ビル完成予定の2023年春からあまり離れない時期までに実現したい」ということでしたので、10年は掛からずに開通するのではないかと考えています。


県からの説明
 駅新設に関しては2/8に県庁の担当の方々が町、議会および観光協会や商工会、企業連、PTAなど向けに説明に来られました。その場にて、個人的には以下の質問・要望および再質問を時間の許す限り筋道立って丁寧にお話しました。

(駅新設の中止)

私のブログでも記載している、バスによる代替策の費用対効果および合理性(エアポートライナーの増便および運動公園への専用レーンによるバス運用)

(仮に三里木分岐となる場合)
空港行きはあくまでも支線であり、仮に三里木⇔空港となる場合には専用車両によるピストン輸送とすることで、本線である阿蘇・大津方面への利便性低下に繋げないこと
県としての開発を含めた全体ビジョンを可能な限り示すこと(内容如何で町としてやるべきことが変わるため)
駅新設によるプラス面だけではなく、近隣地域への"マイナス面"も分析し、交通行政に留まらない複合的な緩和施策を打つこと


 その他、出席者からは肥後大津駅からの分岐延伸、空港ライナー維持の要望も多くありました。

 個人的には全体的に納得感のある噛み合った説明ではありませんでしたが、少なくとも肥後大津駅からの分岐・延伸に関しては、「県内の他の経済団体等からは三里木ルート(運動公園へのアクセス改善)の要望を貰っている。県としての方針は固まっており、特定の自治体や団体からの要望等で変更することはあり得ない。」ということを、私の理解では明言されていました。


町として今後やるべきこと
 私も議員として反省しているところですが、この動向を変えるためには、例えばスポーツの森近隣エリアを建設当初から計画的に整備し、駅新設や学校、球場などの誘致と合わせて開発することで、県の構想から外せない重要な立ち位置を確立するくらいのことが必要であったと考えています。今回は、「町としての動きが遅すぎた」、「最初に話が出た時にいち早く動くべきであった」との声も多くあり、それももちろん、その通りですが、こうした話は表に出る段階で中身はほぼ固まっているのが常であり、当該局面での変更は至難であるのが現実です。

 私としても忸怩たる思いではありますが、いま我々がやるべきことは、町、議会、住民一体となって、逆境にも負けない、町の新たなビジョンを描き、町独自で計画的に取り組んでいくこと、そして相手ありきの事項は近隣自治体とも連携しながら県やJR、あるいは国等とも強く交渉していくことだと考えています。


 例えば、

路線に関しては、仮に三里木分岐となった場合には減便をしないことはもちろん、立野までの電化を関連長村とも連携して実現するとともに、スポーツの森駅を新設。さらに、同所と県民総合公園との連携・共栄を県とも協働して図る。

国道325に新設されるIC(杉水)を生かして北部に新たな工業団地を開発するとともに、同国道と接続し空港にも近い町内443沿いに町内商業施設と共存・共栄できる業態の大規模商業施設を誘致する。

乗合タクシーや循環バスなど町内でのアクセス改善

 など、北部、中部、南部が一体となり共栄できる、JR分岐・延伸にとどまらない、グローバル化、IT新時代、高齢化、過疎集落の増加などの諸々の外部・内部環境を織り込んだ、大津町の新時代をデザインする必要があると考えています。

 まずは、「三里木分岐・延伸を踏まえた新たな都市計画」の一般質問を3月議会にて予定しておりますので、お時間が許せば傍聴にお越しいただければ幸いです。


政治家として必要な姿勢
 政治家に必要な条件として、「自分のポジションを明確にできる」、つまり、「ある論点についての自分の意見を明示できる」ということがあると思っています。 もちろん見解や利害が異なる方との間に摩擦を生むこともあり、実際私も当該案件については私的見解と意見をブログでも具体的に書いているので様々なご意見を頂いています。

 ただ、色々なことを恐れて、保身で言うべきことを言わないのであれば、私がこの立場にいる意味がありません。 

 また、知的生産のクオリティはポジションの異なる人と摩擦を起こすことで一層高まると思っています。もちろん、別の意見の方が合理的であれば改める謙虚さというか柔軟さも必要です。

 いずれにしても、中々大衆の面前で声を上げることの出来ない人の声にも耳を傾けながら、矢面で主張すべきことは政治家としてきっちり主張していき、色々なご意見を頂戴しながら中身や町を一層磨いていきたいと考えています。

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