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大津町議会議員 金田ひできの『新風!』

熊本県大津町の議会議員、金田ひできのブログ 『新風(しんぷう)!』

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蟻の「コロニー」と改善の話

 随分、更新があいてしまった割に前回の続きのような話です。


◎改善を生むのは「アウトロー(無法者)」

 以前、何かの書籍で読んだのですが、アリのコロニーはキッチリやる真面目なアリだけで構成されるよりも、間違えたり、寄り道したり、他と違う行動をするアリ(所謂、アウトロー)がいた方が、中長期的には餌を運ぶ時の効率が上がるそうです。

 解説は、アリAが最初につけた当初のルートが最短ではない場合、上述のアウトローなアリの存在が新たな道を切り拓き、思わぬ形での「未知の最短ルート」の発見につながる、という内容でした。

 この変化や改善が偶然であれ意図的であれ、人間社会でも基本は同じだと思っています。

 「今の手法が最短かつ最良である」、あるいは「唯一無二の当たり前」という前提で前例踏襲的に取り組んでいては、より「効率的な新たな道」は見つけられません。

 また、仮に当初はそれが最良でも雨や風で地形が変わる中、つまり世の中に置き換えれば、特に現代のように社会情勢やテクノロジーが目まぐるしく変化する中、いつまでも既存のルート(手法)が最良とは限らない。



◎求められる「ダイバーシティ(多様性)」

 個人の意識変革や他の組織の研究だけで進む改善もありますが、どうしても人の感覚は置かれた環境に染められ、依存します。

 一方で、身を置く業界が異なれば当然に知識や経験が異なり、出身や文化が異なれば感じ方や伝え方、常識も異なります。

 多くの違いが組み合わさり、様々な論議や時には軋轢を通して、組織や手法が磨かれていきます。

 某大手コンサルティングファームが行った調査によると「経営陣の人種多様性が高い上位25%の組織は、同業の他組織の中央値よりも35%業績が良い」、「経営陣の性別多様性が高い上位25%の組織は、同業の他組織の中央値よりも15%業績が良い」などのデータがあり、多様性が競争優位につながっている可能性を示唆しています。(Why diversity matters:https://www.mckinsey.com/business-functions/organization/our-insights/why-diversity-matters


 だからこそ、現在は多くの企業、特に大手やグローバル企業において、ダイバーシティ経営はトレンドというより、「常識」となっています。

 一方で多くの行政組織は、中途のキャリア採用や、組織文化や手法が大きく異なる民間企業との人事交流などは殆どありません。

 つまり、ある意味でダイバーシティとは対極にある組織とも言えます。

 もちろん、どちらが正しい、秀でているというわけではなく、大切なのは多様性による”磨き合い”です。

 したがって、今のやり方を変えるというよりも、新たな価値を付け加える(プラスオン)という意味で、民間出身の首長、副首長、あるいはマーケティング専門官などの任期付き職員の採用は大きな意義があり、多大なる可能性を秘めていると考えています。

 私も民間出身かつ町外生活も長い一人の議員として、今の立場から自分なりの視方や考え方を、今後も積極的に発信していきます。

| 言論・政策 | 23:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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