世界農業遺産を考える集い in 南阿蘇
「世界農業遺産」とは、次世代に継承すべき重要な農林水産業や生物多様性、農業景観を有する地域をシステムとして国連食糧農業機関(FAO)が認定するもので、農業を守るということだけではなく、経済的、観光的波及効果も期待されており、現在阿蘇地域を中心に認定に向けた活動が行われています。
当日は蒲島知事、および世界農業遺産推進研究会代表の宮本健真氏の講演がありましたが、蒲島知事としては阿蘇を起点として最終的には、阿蘇、天草、七城等、様々な気候や特色を持った「地域」が調和する熊本全域を売り込んでいきたいと仰っていました。
世界農業遺産に認定された場合には様々なメリットがありますが、個人的には以下の2つに着目しています。
①世界的な知名度の向上による観光客の増加
②認定を契機とし、地域の農林産物に認証制度を設けるなどの取組を通した付加価値の向上
大津町は空港からも熊本市内からも阿蘇に向かう際の通り道となります。そういった意味で「外の事」と考えず、大津町としてどのようにその流れに乗り、恩恵を享受していくか、そしてどのようにその動きを支援していくか、しっかりとアンテナを張りながら取り組む必要があります。
「我が町」の事だけに囚われず、国策や県の動きに上手く乗っていく事はもちろん、広く他の市区町村と協力してシナジーを出していくことがこれからのまちづくりではより求められてくると考えています。
| 地域活動 | 01:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑