より伝わる「議会だより」 ~学生の力を借りて~

議会だよりは、議員5名からなる「議会広報編集特別委員会」で作成していて、そのうち委員長を除く4名が1期目の新人議員です。
しかし、どうしても「専門的な用語」や「議会の仕組みを知らなければ理解しにくい表現」等が出てきます。
もちろん、解説を増やしていけばより分かりやすくする事も可能なのですが、紙面に限りもあるためバランスも大事になり、そこで議会に染まっていない層の"客観的な意見"というものは非常に有用です。
今回は若い感覚や発想を存分に生かしてもらう事はもちろん、「難しい」「取っ付きにくい」という声もある議会だよりに対して、「選挙権を持つか持たないかの20歳前後で、かつ政治専攻でもない学生の視点」が加わることによって、「より伝わる」内容になったのではないかと思います。
また、今回ご協力いただいたのは主に文化言語学部の学生だった事もあり、色使いや文字の大きさ、あるいは項目の図表化などテクニカルな面についても忌憚のない意見を頂き、紙面全体のレベルアップを図ることもできました。

今回は紙面全体に関する包括的な部分だけではなく、特集記事「教えて!議員さん!」という事で、学生から議員へのインタビューを基にした特集ページも執筆いただいています。
今回の連携の2つ目の狙いですが、こうして学生に参画してもらう事で同年代の若者をはじめとした「普段は議会だよりを見ない方々」にも、手に取ってもらうきっかけになるのではないかと思っています。
なお、前回の記事にも書いた通り、域学連携や学生の地域活動は、「地域のメリット」と「学生(学校)のメリット」が両立する事が重要であり、その関係が成立して初めて継続的かつ効果の高いものになります。
そういった意味からも、今回の取組みが学生の経験の蓄積や成長にも寄与できていれば幸いです。

さて、最後まで引っ張りましたが、学生の協力も得て完成した最新の議会だよりはこちらになるので、ぜひご一読いただければと思います。 →リンク
| 域学連携 | 21:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑